久保建英「10点ではないけど8点くらい」 セビージャ戦で決勝ゴールを決めMVPに

photo by web Sportiva

久保建英「10点ではないけど8点くらい」 セビージャ戦で決勝ゴールを決めMVPに

11月4日(月) 11:50

提供:
11月3日、ラ・リーガ第12節、セビージャ対レアル・ソシエダ戦の撮影取材のため、スペイン南部アンダルシア州の都市セビージャを訪れた。

この試合に先発出場したソシエダの久保建英は前半34分、敵陣右サイド深くでパスを受けるとカットイン。ボックス内へ侵入すると、迷わず左足を振り抜いた。目の前には、相手GKを含めて5人の壁が立ち塞がっていたが、強烈なシュートがファーサイドのネットに突き刺さった。GKが一歩も動けないシュートに、熱気渦巻くセビージャの本拠地ラモン・サンチェス・ピスファンが静まり返った。

セビージャ戦で決勝ゴールを決めた久保建英

セビージャ戦で決勝ゴールを決めた久保建英



前半終了間際にも、久保は左アウトサイドのクロスでミケル・オヤルサバルの決定機を演出したが、追加点は生まれなかった。

後半に入ると、ビハインドのホームチームが勢いを取り戻しかけたが、68分に得たペナルティーキックをオヤルサバルがしっかりと決め、追加点を奪った。ソシエダはリードを守りきり、0-2で勝利した。

前節オサスナ戦の久保は、ローテーションの影響で後半開始からのスタートだった。また、10月31日に予定されていた国王杯ホベ・エスパニョール戦が、バレンシア州を襲った豪雨災害(200名を超える死者が出ている)の影響で中止となったなかでの先発出場だった。

試合前には両チームによる黙とうが捧げられ、セビージャのユニホームにはバレンシアへの連帯を示すメッセージが書かれていた。

セビージャ戦に80分まで出場した久保は、決勝点を決めただけでなく、チームの攻撃を牽引する活躍でMVPに選出された。

試合後のインタビューでは、「今日は10点ではないけど8点くらいです。勝利に結びつくゴールを決めたし、失点もなかった」と語っている。

またバレンシアの災害に触れて、「個人的にはビセンテ・モレノ(マジョルカ時代の監督)のことをとても心配しています。彼は、僕がこの舞台にいるためのすべてを与えてくれました」と、故郷が被災した元恩師を慮った。

試合前、黙とうを捧げる久保建英らレアル・ソシエダの選手たち

試合前、黙とうを捧げる久保建英らレアル・ソシエダの選手たち



「バレンシアで苦しんでいる方々のことを思うと心苦しいです。黙とうを捧げましたが、やはりこのような試合は難しいです。両チームともに難しいなかでのゲームでしたが、できる限り、最善を尽くしました」(久保)

暫定ながら10位まで順位を上げたソシエダは、次節、ホームに好調を続ける首位バルセロナを迎える。

【関連記事】
ビーチバレーのニューヒロイン"のあまゆ"フォトギャラリー
閑散とした国立競技場でなでしこジャパンが一変 日韓戦で感じたサッカー界の「組織の問題」
アルビレックス新潟、誇るべき準優勝――エンタメ性に富んだ熱戦を演じたサッカーの価値
【日本シリーズ2024】何かがおかしいソフトバンク 26イニング連続無得点よりも気になるリリーフ陣への違和感
巻誠一郎が見たドイツW杯の舞台裏「最初に感じたギクシャクした空気は初戦の負けで一気に表面化した」
Sportiva

新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ