11月4日(月) 1:50
モバイルバッテリーは、スマホやタブレットに使える小型機器向けの充電器です。種類によって価格はさまざまですが、数千円から購入でき、持ち運びも便利です。また、事前に充電しておけばコンセントは不要で使用できます。
ポータブル電源は、モバイルバッテリーに比べて格段に大容量で、多様な機器に対応しています。スマホやタブレットはもちろん、ノートパソコンや小型の家電製品も動かせるため、停電時の生活をサポートしてくれるといわれています。ただし、価格は数万円からと高価な傾向があり、サイズも大きくなりがちです。
ここでは、ポータブル電源を用意すべきか迷っている方に向けて、ポータブル電源を利用する際の判断基準を紹介します。
災害時に必要となるのが、スマホをはじめとした通信機器の電力です。スマホを充電できれば、連絡を取ったり情報収集したりすることができるようになる可能性があります。そのため、モバイルバッテリーがあれば十分事足りると考えられます。
しかし、停電が数日間続くような大規模な震災の場合であれば、ノートパソコンや照明器具、携帯ラジオなど、スマホ以外の電子機器を稼働させたいと考える方もいるでしょう。ただし、複数の電子機器を充電するにはモバイルバッテリーだけでは足りない可能性があります。停電が数日間続く状況下で複数の電子機器を稼働させたいときには、ポータブル電源があると便利だとされています。
ポータブル電源は便利ですが、コストの高さがネックです。安いものでも数万円ほどの価格で、大型のものでは10万円を超える場合もあるでしょう。
一方、モバイルバッテリーは数千円から購入でき、手軽に常備できます。コストを押さえつつ電力を確保するために、モバイルバッテリーを複数購入するのも一つの手段です。
ポータブル電源の使用頻度がどのくらいであるかも、購入を判断するときの基準の一つです。災害時だけではなく、キャンプや車中泊など別のシーンでも活用する予定があれば、価格の高いポータブル電源でも投資とみなせるでしょう。災害時の備えとして、使わず数年間しまっておく可能性があることを前提にして、購入を検討するのがおすすめです。
ここでは、節約のためにモバイルバッテリーを活用する方法を紹介します。
近年、大容量のモバイルバッテリーも手ごろな価格で購入できるようになりました。大容量の製品であれば何度もスマホを充電できるうえに、照明をはじめとした小型デバイスにも対応している場合があります。複数の製品を保管しておけば、災害時にも十分対応できる可能性があります。
モバイルバッテリーだけでは不安に感じる場合は、ソーラーチャージ機能を備えた製品がおすすめです。晴れている日にバッテリーを充電できるため、数日間電力が途絶えても電力を供給できると考えられます。
ポータブル電源は災害時に電力を確保できる便利な製品ですが、コストと使用頻度を考えると、一人暮らしではモバイルバッテリーで十分足りる可能性もあります。スマホや小型の電子機器のみ充電したい場合は、モバイルバッテリーを複数用意しておくのもおすすめです。災害時以外にもポータブル電源を利用する機会があれば、購入を検討してみるのもよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
■関連記事
【要注意】「料金が未払いです」→「どうせ架空請求」と無視してたらまさかの「放置NG」だった!?