若冲の屏風をデジタル推定復元2025年「日本美術の鉱脈展」に出展

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若冲の屏風をデジタル推定復元2025年「日本美術の鉱脈展」に出展

11月4日(月) 10:00

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幅広い人気を誇る伊藤若冲の幻の大作の復元屏風(TOPPANホールディングス・東京)が、2025年6月21日(土)~8月31日(日)まで大阪中之島美術館で開催される「日本美術の鉱脈展未来の国宝を探せ!」に出展、初公開される。TOPPANが、白黒の図版画像をもとに子細な調査を経てデジタル推定復元した「釈迦十六羅漢図屏風」で、新発見の伊藤若冲・円山応挙の合作屏風とともに展示される予定。これは見逃せない。




この屏風は、「枡目描き」という特徴的な画法が用いられた作品の一つ。現在、行方不明とされているが、焼失した可能性が高く、当時の白黒の図版のみがその姿を今日に伝えている。この白黒図版を高精細にスキャニング、色を推定したうえで特殊な印刷技法を用いて絵の具の立体的な表現を再現した。




TOPPANは、失われた文化財や美術品を対象に、デジタル技術を活用した復元作業を行っており、2019年には原本の所在が不明な「大坂冬の陣図屏風」を、東京国立博物館が所蔵する模本から想定復元。画布の半分近くが欠損していたクロード・モネ作「睡蓮、柳の反映」も、欠損前に撮影された白黒写真から推定復元している。

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