11月4日(月) 4:50
洗った体を拭いただけのバスタオルはあまり汚れていないと考えがちですが、実際には多くの雑菌が付着しており、取り扱いには注意が必要です。同じバスタオルを1週間使い続けていると衛生面でのリスクを高めるだけではなく、家庭内での感染症の原因にもなります。そのため、バスタオルを洗う頻度が少ない家庭は洗濯のタイミングを見直すことが大切です。
バスタオルに付着する雑菌の多さは使用状況によって異なりますが、過去に行われた調査によると、使用後のバスタオル1枚あたりに数十から数百ほどの雑菌が付着していました。また、雑菌が付着したタオルを3日間洗濯しないで使い続けると、雑菌数は数万から数億個に増加することもわかっています。条件によっては、3日間洗濯しなくても雑菌が増えないケースもありますが、条件によっては多くの雑菌が増殖するリスクがあることを知っておきましょう。
雑菌が増殖するためには水分と栄養が欠かせません。使用後のバスタオルには雑菌の栄養となる汗や垢などが付着しており、湿り気が残っていると雑菌は徐々に増加します。洗濯していないタオルの嫌な匂いは、雑菌が汗や垢を分解する過程で生じるものです。
雑菌が増殖したバスタオルを使えば、体に大量の雑菌が付きます。雑菌の付着によりすぐに健康に影響が出るわけではありませんが、皮膚に炎症がある場合は症状が悪化するおそれがあるでしょう。
また、バスタオル自体も臭います。雑菌による影響をなるべく避けたいのであれば、バスタオルを使用したあとは都度洗濯するのが望ましいといえます。すぐに洗濯できない日は、日光が当たる風通しのよい場所でよく乾かすようにし、雨が続くようなら乾きがよい薄いタオルへ切り替えてみてください。
ここでは、効率的で経済的な洗濯方法を紹介します。少しでも無駄な支出を減らし、快適な暮らしを実現しましょう。
まとめ洗いをすると、電気代と水道代の節約が可能です。例えば、定格容量(洗濯・脱水容量:6kg)の洗濯機に4割の容量の洗濯物を入れて洗う場合と、8割の洗濯物を入れて洗う回数を半分にした場合を比較すると、年間で電気5.88kWhの省エネが実現し、約180円の節約につながります。また、水道代も年間で16.75m³の節水が見込め、約4360円の節約が可能です。合計すると、約4540円もの節約ができるのです。
洗濯機の一番下に重い衣類を入れると、回転効率が向上し、電気代の節約につながります。重い衣類が底にあることで洗濯機はよりスムーズに回転し、洗浄に必要なエネルギーが減ります。また、洗濯物が均等に動くため、汚れが落ちやすくなる点もメリットです。バスタオルやシーツ、ジーンズなどの重いアイテムから洗濯機に入れる習慣をつけることで、効果的に洗濯が行えるでしょう。
洗濯機のフィルターを定期的に掃除することも、電気代の節約に直結します。フィルターが汚れていると洗濯機の乾燥効率が低下し乾燥にかかる時間が長くなることで、消費する電力が増えてしまいます。フィルターの掃除は少しの手間ですが、こまめに行うことで無駄な電力を抑えることが可能です。長期的に見ても家計への負担を軽減できます。
洗剤を多く入れることは、必ずしもきれいに洗うことにつながりません。適量以上の洗剤を使うと、すすぎに必要な水の量が増え、水道代がかさむ原因になります。洗剤を適量に戻すことで、節水と洗剤代の節約が可能です。
お風呂上りに体を拭いただけのバスタオルにも、雑菌が付着している可能性があります。洗わずに放っておくと雑菌が繁殖し、体に影響を与える可能性はゼロではありません。そのため、バスタオルは使用したら毎回洗うようにしましょう。なお、洗濯にかかる費用を節約したいのであれば、まとめ洗いやフィルター掃除がおすすめです。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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