11月2日(土) 23:02
丹山酒造は、11月2日(土)に、茶道 裏千家十六代家元 千宗室氏の嗜好に沿い醸し上げ、家元が酒銘をつけた純米酒「春秋萬歳(しゅんじゅうばんざい)」を発売する。
「春秋萬歳」は、丹波・亀岡の農業法人であるメイドイン京都が自社で収穫した京都産自然栽培米山田錦を100%使用し、仕込蔵「寶満蔵」に涌く清廉なる井戸水を用いて醸した純米酒。
「甘みや香りが立つお酒よりも、日本酒本来の爽やかですっきりとした飲みやすさが感じられるお酒が好ましい。常温からぬる燗に合う純米酒を」と要望した千宗室氏好みのお酒に仕上げられている。
京都青年会議所の先輩から後輩へのエールで実現丹山酒造と千宗室氏のタイアップは、京都青年会議所1996年卒の千宗室氏に、同会議所2018年卒の丹山酒造・長谷川渚氏が銘名を依頼したことから始まった。
長谷川渚氏は、「お酒の味をプロデュースしてくださり、酒銘に『萬歳』の文字が入る事を仰っていただいた際に『バンザイ!』と両手を挙げられた表情は実に印象的でした。とても嬉しく思いました」と話している。
「春秋萬歳」概要「春秋萬歳」の原料米は丹山酒造の自社栽培米と山田錦、精米歩合は70%、アルコールは15%、酸度は1.6。容量720mlで化粧箱に入っており、価格は2,300円(税抜)だ。おすすめは常温~ぬる燗で、口あたりがよく、食中酒としても楽しめる。
「丹山酒造」本店・京都文化博物館ろうじ店舗・嵐山 竹取店・京都駅みやこみち店・平等院表参道萬店・銀閣寺前萬店・嵐山昇龍苑店・錦市場 器土合爍店Souvenir Shop・オンラインショップ、ミリエーム「式亭」で販売される。
裏千家十六代家元 千宗室氏のプロフィール
京都府出身の千宗室氏は、同志社大学卒業後、臨済宗大徳寺管長・僧堂師家 中村祖順老師のもとで参禅得度。祖順老師没後は、大珠院 盛永宗興老師のもとで参禅。2002年、裏千家十六代家元を継承した。
京都芸術センター初代館長、京都青年会議所理事長、日本青年会議所近畿地区協議会会長等を歴任し、現在は、生涯学習かめおか財団理事長、京都文化交流コンベンションビューロー副理事長、稲盛財団理事、大阪・関西万博日本館政府出展事業検討会議検討委員、2025年日本国際博覧会協会シニアアドバイザー、大阪・関西万博きょうと推進委員会委員を務めている。
丹山酒造について
1882年創業の丹山酒造は、京都・嵐山の上流に位置し、「酒造りは米作り、米作りは土壌から」を基本に、丹波の地にて自然栽培した自社の酒米を用い、丹精込めた酒造りを行っている。水を極め、米を磨き、酒の声を聞きながら、おいしいお酒を醸すことに尽力している。利き酒が可能だが、団体の場合は予約が必要だ。
丹山酒造の長谷川渚氏は、1978年に京都府で生まれ、18歳から13年間、蔵人として酒造りに携わる。2013年に丹山酒造五代を継ぎ、デザイニングした手に取りやすいボトルの日本酒「渚大吟醸」、低アルコール純米酒「飯櫃(ぼんき)」、微発泡酒「ジャポン」の製造を行う。これまでの伝統を大切にしつつ、新たな挑戦を繰り広げている。
この機会に、爽やかですっきりとした純米酒「春秋萬歳」を味わってみては。
■丹山酒造
住所:京都府亀岡市横町7番地
HP:https://tanzan.co.jp
(yukari)