11月3日(日) 3:40
自動車保険には、3つの使用目的があります。その3つは「日常・レジャー」「通勤・通学」「業務」です。契約時に自動車をどう利用するかによって、使用目的を選びます。使用頻度が高いほど事故のリスクが高くなるため、保険料が高くなる傾向です。
本項では、自動車保険の使用目的を変更する目安や、告知をしなかった場合にどうなるかについて解説します。自動車の使用状況が変わった人は参考にしてください。
これまではたまにしか車に乗らないため、使用目的を「日常・レジャー」にしていたものの、週3日はマイカー通勤をすることになった場合、「通勤・通学」へ変更すべきか迷う人もいるでしょう。
保険会社によって差はあるものの、一般的に週3回、年間平均で月15日であれば、使用目的は「日常・レジャー」のままでよいといえます。あらかじめ、保険会社に確認しておくと安心です。
自動車保険の契約者は告知義務があり、正しい利用状況を保険会社に伝えなくてはなりません。車の使用頻度が月15日以上の月が続いているにもかかわらず使用目的を告知しなかったら、十分な補償を受けられない可能性があります。
また、保険料の差額を求められる可能性もあり、スムーズに保険金を受け取れなくなるでしょう。使用目的が変わった場合はすみやかに告知してください。
自動車保険の保険料が負担だと感じる人もいるでしょう。もしも使用目的を「通勤・通学」へ変更せざるをえない場合は特に保険料が上がるため、さらなる負担になるかもしれません。自動車保険料を安くするには、保険契約内容を見直すなどしましょう。
本項では、保険料を安くできる方法について紹介します。自動車保険の保険料負担をおさえたい人は参考にしてください。
運転者条件には、使用目的のほかに「運転者年齢」「運転者範囲」があります。運転者年齢は、年齢が若いと事故のリスクが高いとされているため、保険料が高い傾向です。
そのため、「全年齢補償」よりも「30歳以上補償」と補償範囲を限定的にすることで、保険料を安くできます。なお、年齢区分は保険会社によって違います。
運転者範囲には、「運転者・配偶者」「運転者と家族」「運転者制限なし」といった区分があります。運転者範囲を狭めることで保険料を安くできるでしょう。
自動車保険には「一般型」「エコノミー型」があります。一般型は多くのリスクに対する補償を受けられるものの、保険料が高い傾向です。
内容を確認し、補償が必要ないと思ったら補償範囲が限られるエコノミー型への変更をしてもよいでしょう。
自動車保険の契約をする際、対面型よりもネット型を選ぶとよいでしょう。対面型は担当者のサポートを受けられるなどのメリットがあるものの、保険料は高めに設定されています。一方ネット型は、さまざまな手続きを自分で行うものの保険料は比較的安い傾向です。
保険料を払い込む際は、支払方法を年払いといった長期のものにするとよいでしょう。年間に支払う保険料は、年払いのほうが安くなることが多いです。
マイカー通勤が週3日であれば、自動車保険の使用目的は「日常・レジャー」のままでよいといえます。しかし、保険会社によっては週3日でも「通勤・通学」を求められることもあるため、事前に確認しておきましょう。
告知をしないまま利用していると、もし事故を起こしたときに保険金が受け取れなくなる可能性があるので、一度確認しておくとよいかもしれません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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