女子大生キャバ嬢にハマった50代男性の“悲しい結末”。タワマンまで契約してあげたのに…

銀座ホステス兼ライターとして活動中の筆者

女子大生キャバ嬢にハマった50代男性の“悲しい結末”。タワマンまで契約してあげたのに…

11月3日(日) 15:52

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大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。先日、実家に帰って姪に会ったら「おい!おばさーん!」と言われました。幼稚園で新しい挨拶を習ったのでしょうか。お土産に、と買っていった新幹線のスタンプセットをマッハで握り潰しそうになりましたが、なんとか堪えました。

その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信させていただいております。

「頂き女子りりちゃん」で思い出したこと

マッチングアプリなどで知り合った男性3人から、恋愛感情を悪用し、計1億円以上をだまし取った罪に問われている「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告(26)に対し、9月30日、控訴審で懲役8年6か月の判決が言い渡されました。

この事件を題材にした映画「頂き女子」の製作が決定、発表されるなど、世間はなおもりりちゃんの話題で持ち切りです。りりちゃんの人気っぷりにはたびたび驚かされます。

一方、被害男性に対しては「お金を貢ぐバカなおっさん」「勘違いおっさん」といった旨の誹謗中傷が相次いでいるのだとか。

おっさんがバカであるとか、勘違いしているとかはいったん横に置いておくとして、身の丈に合わない恋愛にはお金がかかるなあ、とはつくづく思います。私の周囲には、20代の女の子に熱をあげ、まんまと“頂かれ”ている可哀想な50代男性がチラホラいらっしゃいます。

そこで今回は「20代キャバ嬢にハマった50代男性が直面した悲しい結末」についてお話してみたいと思います。愛する読者の皆さんを“頂かれ”50代にしないために、女たちの悪事を暴いてやろうというわけです。最後の項目では、20代女性との恋を実らせるコツについても解説いたします。

女子大生キャバ嬢にマンションまで契約してあげたのに…

大阪北新地のとあるキャバクラに勤めていたころのことです。若いころの薬師丸ひろ子さんにそっくりな大学生キャバ嬢にゾッコンな50代男性がいらっしゃいました。毎週欠かさずに同伴して、オープンからお店の営業が終了する深夜1時までお酒を召し上がる、いわゆる「オーラス」のお客様でした。

ある日のこと。大学生キャバ嬢は「東京に就職することになった」と言って、彼に東京のマンションの契約をおねだりしました。「大阪・東京間で遠距離になっちゃうけれど、これからは2人のお部屋でいっぱい会えるよ」と、おねだりにも熱がこもっています。

よせばいいのに彼は二つ返事で承諾。東京の超一等地のタワーマンションを契約しました。

数か月後、出張ついでに顔でも見ていこうと思い立った彼がマンションの鍵を開けると、玄関に見知らぬ男性モノの靴が……。よくある話ですが、高級マンションの1室は若い間男との愛の巣になっていたそうです。

おじさんの掛け持ちはもはや当たり前

不景気な世の中ですから、モテる20代女子にとっておじさんの掛け持ちはもはや当たり前です。全ての費用を負担できるほどのお金持ちはまれなので、ネイル代とエステ代はAおじさん、家賃と生活費はBおじさん、旅行代はCおじさん、といった調子です。

また、デキる女の子たちの間では、おじさんABCに同じブランドの同じ商品を買わせて、1つは使用、その他は質屋に売ってしまうのがデフォなのだそうです。怖いですね。

おじさんたちの懸命さは、なんとか卵子に着床しようともがく精子さながら。しかし運悪くおじさんABCが鉢合わせると悲惨です。

同じく大阪北新地のとあるキャバクラに勤めていたころのお話ですが、20代キャバ嬢のマンションを、タイミング悪くおじさんABCが同時に訪ね、あわや一触即発、ということがありました。お互い名刺交換でもしたのでしょうか。南無。

20代女性と結ばれたいおじさんたちへ

グーグルの検索バーに「20代女性 50代男性」と入力すると「憧れる」「恋愛対象」「恋愛」「付き合う」といったキーワードが表示されます。さらに画面をスクロールすると「若い子と付き合える50代男性の特徴」「20代女性が20歳以上も年上の熟メンに惹かれる理由」「20代女性と結婚できる中年男性の恋愛術」といったタイトルの記事が並びます。

世のおじさまが「20代女性」との恋愛に高い関心をお持ちでいらっしゃるのがわかります。そりゃ我々おばさんだって若いメンズが大好きなので気持ちはわかります。

でも、甘い夢を見せてあげるよりも、厳しい現実をつきつけてあげる方が時と場合によっては親切な気もするので、ここではあえて飴と鞭ではなく鞭オンリーで進言させていただきます。

50代にもなったおっさんが、20代の女の尻なんぞ追いかけるもんじゃないですよ。ロクなことがないんだから。

身の丈に合わない恋愛は“買い物”だと割り切って

そもそも、50代の男性が20代の女の子とイーブンな関係を築けるわけがないのです。ギリ30代の私にとってでさえ、50代の男性といえば父親と同年代です。ピチピチの20代と、50代のおじさんが並んだら、どんなにおじさんが若作りしていても親子にしか見えませんよ。

20代の女の子にはより性的な魅力があるし、将来への可能性にも満ちています。枯れかけのおっさんが、そんな生命力の塊との差異を埋めるのだとしたら、それはお金でしか叶えられないのではないでしょうか。

身の丈に合わない恋愛は買い物だと割り切ってみてはいかがでしょうか。これこそが、20代の女性との恋を実らせるたったひとつの方法だと思います。

おっさんらしく知見を語ったり、経験値で勝負しようと試みたところで鼻で笑われるのがオチですよ。おっさんはおっさんらしく大人のチカラ=お金で勝負しましょう。

いつまでも20代みたいなつもりで恋愛してんなよ

今回は「20代キャバ嬢にハマった50代男性が直面した悲しい結末」についてお話しました。アンチ「“おじさんには大人ならではの包容力がある”神話」の私の中では、20代とタメみたいなテンションで恋愛できる男ってものすごく子どもっぽいよね、というのが定説です。

だからその辺のキャバ嬢に「これってどういう関係かな」「本当に俺だけ?」「~してくれないならもう会わない!」と、甘酸っぱいことを言っちゃうんです。

これはなにも、私自身が20代のうちに20代にしかできない恋愛をめっちゃしてきたぞ!恋愛強者だぞ!というお話では全くなく、20代の頃といえば「俺と会ってるの誰にも言わないでくれる?」「付き合うとかそういう話はやめよ(笑)」「てか金貸してくんない?」と、散々不名誉なことばかり言われてきておりまして、そのためにちゃんと諦めがつく、というだけです。

ちなみに貸したお金は返ってきていません……。強く生きます。

<文/みずえちゃん>

【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989

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