私はサキコ（35）。夫のケイスケ（38）と長男アキラ（5）、次男アオト（2）と暮らしています。長男のアキラは活発でじっとしているのが苦手。平日は保育園へ行っていますが、休日のレジャーはひと苦労。一方、次男のアオトはイヤイヤ期のまっただなかです。着替えや食事などの支度をして、家を出るだけでも大変です。そんなにぎやかなわが家ですが、そろそろあるイベントがやってこようとしていました。そう、七五三です！


長男のアキラが3歳のときは、アオトを妊娠していたこともあって七五三をしませんでした。つわりやアキラの育児がしんどくて、それどころではなかったのです。

家のなかは散乱したおもちゃ、台所には食べ終わった食器が山盛り、布団のなかにもおもちゃ……。片付けてもすぐに散らかす、の繰り返しです。

「わが家の七五三は5歳のみ」そう決めてしまえば、いくぶん楽かもしれません。でも、お兄ちゃんのアキラが衣装を着て写真を撮っているのに、弟のアオトが見ているだけだなんて、納得してくれないでしょう。

アキラとアオトがきっちりした衣装を着て、勝手な動きをせず、ちゃんとした写真を撮る。さらにお参り、だなんてとてもムリだと思いました。きっとグズって大泣き、私たち親はイライラ……。
「それもいい思い出」なのかもしれませんが、お祝いのイベントが近づくにつれて、重たい気持ちになるのはイヤでした。
幸い、両家の親も「家族で決めた、いい方法でどうぞ」と言ってくれました。
当日は写真スタジオで写真を撮ってもらうだけ。終われば遊園地のレジャーつき。かなり子どもメインで考えたプランですが、わが家の最善策だと思っています。

【後編】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ脚本・もえこ作画・林檎りん編集・塚田萌

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