11月2日(土) 12:00
4度目の受験で、ついにJLPGAプロテスト合格を果たした都玲華。最終プロテスト前、ツアー外競技マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーに出場していた際の都への取材を振り返ると、彼女の合格の理由が見えてきた。
今季“アマチュア”としてレギュラーツアーやマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーに出場していた都。そこで周りが“プロ”として戦う姿を見て「私もプロとしてやっていきたいと強く思うようになりました。やっぱり賞金がかかると一打の重さも、一打にかける思いも違う。今年のプロテストの結果がどうであれ、アマチュア資格は返上しようと考えています」と明かしていた。
結果的に、見事に“プロ”への道を切り開いたわけだが、「プロになると決心したのは高校3年生の頃でちょっと遅め」なのに加え、「実はペットショップの店員さんやキャビンアテンダントになりたいとも考えていたんですよ」と他の職業にも興味があったという。それでもゴルフを職業に選んだのは「父が一生懸命サポートしてくれて、ゴルフのためならお金と時間をかけてくれた。だから、進路を考えたときにその期待に応えたいと思ったんです」。
しかし、その決心から3度の不合格。「正直、ゴルフへのモチベーションが途切れそうなときもありました」と本音もポロリ。変化を求めて、今年から地元・徳島県を離れ、「自分から初めて習いたいと思った」という石井忍コーチのもとへ。「妹とワンコが癒しなんですけど、なかなか会えず寂しい」という一方で「石井忍さんもサポートしてくれますし、一緒に練習する『チーム141(イシイ)』のお姉さんたちも仲良くしてくれています。よくカラオケに行くんですが、忍さんの影響で『センチメンタルジャーニー』とか80年代の曲ばっかりみんな歌うんです。本当に楽しいです! でもやるときは真剣にやっていますよ」と、環境の変化もプラスに働いた。
プロになるという強い思い、支えてくれる人への恩返し、新たな環境での出会い、都の合格はこういった積み重ねの結果なのだろう。憧れとする舞台で戦える資格を手に入れた都が、来年ルーキーとしてどんな活躍を見せてくれるのか、今から待ち遠しい。
都玲華
みやこ・れいか/2004年2月18日生まれ、徳島県出身。生光学園高等学校出身。今季はステップ・アップ・ツアー「大王海運レディス」で、通算16アンダーで史上6人目となるアマチュア優勝を達成。7月には「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」で2年連続ベストアマチュアを受賞し、「富士通レディース」ではローアマチュアを獲得した。女子プロテスト最終予選を2位タイで突破して見事合格を果たす
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