シリーズ累計発行部数1000万部を超えるメガヒット作を実写映画化する『はたらく細胞』(12月13日公開)のハロウィンパーティが10月31日に渋谷ストリーム前 稲荷橋広場で行われ、ダブル主演を務めた永野芽郁と佐藤健、DJ KOOが出席。赤血球、白血球に仮装した総勢26名のエキストラも集まり、会場一体となってハロウィンの夜を楽しんだ。
【写真を見る】キュートな血小板ちゃんが登場!永野芽郁&佐藤健もメロメロ
細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画「はたらく細胞」とスピンオフ作品「はたらく細胞BLACK」を原作に、人間の体の中を舞台に繰り広げられる“世界最小の物語”を描く。赤血球役を永野、白血球(好中球)役を佐藤、神経細胞役をDJ KOOが演じる。
この日は「アドレナリンDJ」として現れたDJ KOOのパフォーマンスに合わせて、赤血球、白血球に仮装したエキストラが登場。主題歌「50%」(Official髭男dism)に乗せてキレキレのダンスを披露して会場を盛り上げた。
大歓声と手拍子で迎えられた永野と佐藤もステージに上がるや、ノリノリでダンス。永野と佐藤が「ハッピーハロウィーン!」と声を大にすると会場も呼応するなど、冒頭から熱気ムンムン。劇中キャラクターである血小板ちゃんのコスプレをした女の子からマイクを受け取った2人が、メロメロの様子を見せる場面もあった。
永野は「すごい楽しい!裏でずっと2人で踊っていました」と笑顔を弾けさせ、佐藤も「汗をかいちゃった」と続くなど、登壇前にも2人で踊っていたそう。ハロウィンコーデを披露した永野と佐藤だが、永野は「オレンジ色のかぼちゃ(カーディガン)、秋の茶色(パンツ)、魔女の紫(靴)。そんなコーディネートで来ました」と衣装を紹介しつつ、「健さんが一緒にオレンジを着たいって言ったんです!」と佐藤からハロウィンコーデの提案があったと大喜び。
佐藤は「お揃いコーデです」と語り、これには会場も「フー!」と大歓声。いつもよりテンション高めの佐藤を目にして、永野が「“ハロウィン健”ですね」と楽しそう語るなか、ド派手衣装のDJ KOOは劇中衣装だと明かしていた。
マクロファージや血小板ちゃんなど劇中のキャラクターのコスプレをしたファンも多数見受けられ、会場は『はたらく細胞』で一色。永野と佐藤は興味津々に場内を見渡しながら、「最高です」と声を揃えた。さらに永野は「久々にハロウィン当日に満喫しています。ハロウィンってすごい楽しいですね」と熱っぽくコメント。赤血球のコスプレを見つけて「すごいかわいい」と目尻を下げていた。
この日は朝から取材を受けていたという2人。「行事が大好き」だという永野は、「今日の朝、健さんの楽屋にマントをかぶって『ハッピーハロウィーン!』と行ったら、『うん』って言われました」とクールな対応をされたと暴露して、会場も大笑い。永野は「目だけがちょっと見えるくらいのマント。お店に買いに行きました。これが一番おもしろいと思って、朝からどうやって健さんのことを驚かせようとワクワクしていた。そうしたら『うん』って。ちょっと嫌だった。『もうちょっと反応してよ』と言った」とタイミングを見計らって佐藤の楽屋を突撃したにも関わらず、思った反応が得られず悔しそう。「なにが正解だったんだろう」と苦笑いを浮かべた佐藤は、「君は人生を謳歌している。すばらしい」と称えながら、「次以降、頑張ります」と約束していた。
劇中では、永野と佐藤が赤血球&白血球(好中球)として、抜群のコンビネーションを見せている。撮影を振り返った永野は、「総勢7500人のエキストラの方に参加していただいた。皆さんのお力のおかげで、細胞たちをリアルに描けた」と体内ではたらく細胞を演じたエキストラにも感謝しきり。全身真っ白な姿で白血球を演じた佐藤は「楽しかったですし、やりがいがありました」と充実感を語り、「エキストラの方には毎日たくさん集まっていただいて、さらに白塗りをしてもらって。肌も荒れたでしょうし…」と白血球に扮したエキストラを気遣っていた。
永野と佐藤は、笑いあり、涙ありの映画になったと大満足の表情。完成作を観た感想を聞かれると「本当におもしろい」と声を弾ませた永野は、「台本を読んでいて展開がわかっていても、いち観客として純粋におもしろくて、泣けて、観終わった後には自分の体のことを大事にしようと思えた。出演していていながら、すばらしい作品だなと思いました」としみじみ。芦田愛菜演じる女子高生の体内にいる細胞役となるが、佐藤は「僕たちは体内担当」と細胞の役割を解説しながら、「僕たちは、芦田愛菜ちゃんの体を守るためにはたらいている細胞。(芦田演じる女子高生が)とにかく前向きで一生懸命に生きている。その姿に胸を打たれたし、彼女を守るために頑張った。頑張ってよかった、頑張りが報われたなという気持ちになりました」と力を込めた。「スケールがデカい」と驚いたDJ KOOは、「ためになるし、感動するし、試写会でマジで泣きました。最高の映画です。“細胞ドゥーダンス”」とDJ KOO節を繰り出していた。
取材・文/成田おり枝
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