【写真】レッドワンピース姿で登場した小林涼子俳優の西岡徳馬が10月31日、都内で行われた「Dolby Cinema Japan Awards 2024」表彰式に出席。出演ドラマ「SHOGUN 将軍」の撮影で、カナダ・バンクーバーに8カ月間単身で滞在したときのことを振り返る場面があった。
■ドラマ「SHOGUN 将軍」に特別賞
同表彰式は、11月6日(水)まで行われる「第37回東京国際映画祭」に合わせて開催されており、今回が第1回目。日本のコンテンツ産業の国際的な発展と鑑賞体験の向上に貢献し、Dolby Vision/Dolby Atmosにて制作された作品と制作者を対象に賞が贈られる。
イベントの趣旨に貢献した組織・人物、国内外で発信・評価された作品、鑑賞体験の向上に寄与した作品、企業に贈られる特別賞は「第76回エミー賞(R)」で18部門を受賞したドラマ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス)に。
西岡は「2021年8月のコロナ真っ最中のときにバンクーバーに行って、そこから8カ月1度も日本に帰らず。最初に、真田広之くんに久しぶりに会って『日本人の精神と日本の武士道の精神を、本当の時代劇を伝えたくて、俺はこの作品を受けたんだ』って話をしたら『全く僕もその通りだ』って。真田広之と西岡徳馬がいて『こんな作品になったのかよ!』って言われないように、『本当の時代劇をお見せしよう』って固い握手をして誓ったんです」と振り返った。
続けて「エミー賞のときに、ベストアクターで真田広之って言われたときは自分のことのようにうれしかったです。『作品賞もいけるかな…』と思ったら、頂けて。『俺たちは日本のためにすごいことしたよな!』ってヒロと抱き合って喜びました」と話した。
単身でバンクーバーに滞在していたときを思い返す場面も。「自分でご飯なんか作ったことない。最初のうちはパンでもいいかなと思っていたんですけど、毎日パンを食ってるわけにもいかないですし、やっぱりご飯を食べたいと思って、炊飯器を買ってご飯を炊いて、残りはラップして、次の日にチンして焼き飯にしてということを続けていました」と明かし、笑いを誘った。
若手の日本人俳優が「ホームシックにならないように」と気遣い、「1週間に1、2回は、次の日の撮影が朝早くない人だけ集まってご飯を食べようって。そういうことをやった8カ月でした」と回顧していた。
現在は、シーズン2の作成中とのことで「その人たちに(受賞を)報告すれば、大変な力になると思います」と言い、「賞をいただきましてありがとうございます」と感謝していた。
■初Dolby Cinema賞を受賞し「幸せと興奮に包まれています」
またこの日は、水谷豊も登壇しており、監督を務めた実写劇映画「轢き逃げー最高の最悪な日ー」が、初Dolby Cinema賞を受賞。心境を聞かれた水谷は「『Dolby Cinema Japan Awards』第1回という記念すべき授賞式で、表彰される。想像もしていないことです。それだけに今、幸せと興奮に包まれています」と喜び、「想いを持って作った作品が受賞する。僕はじめ、関わったスタッフ全員が幸せを感じる日になりました。心より感謝します。ありがとうございました」と頭を下げていた。
友人だというタップダンサー・HIDEBOHのショーを観に行った際、ドルビージャパンの大沢(幸弘)社長にあいさつをする機会があったそうで「そこでお目にかかったのが運の尽きでした」と冗談を飛ばし、「言葉を間違えています。幸運の始まりでした」と言い直して笑わせる場面もあった。
表彰式には、「轢き逃げー最高の最悪な日ー」に出演した小林涼子も登壇した。
◆取材・文=大野代樹
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