11月1日(金) 3:20
転勤族にとって、マイホーム購入はリスクを伴います。いつ転勤の辞令が下るかわからないため、どのようなタイミングで購入すべきか難しいでしょう。なるべくリスクの少ないタイミングで購入することで、金銭的にも精神的にも負担を減らせるかもしれません。
本項では、転勤族がマイホームを購入するタイミングを5つ紹介します。どのタイミングが自分に合うか、確認してみましょう。
住宅ローンの完済年齢から逆算し、住宅ローンが組める年齢を計算しておきましょう。たとえば、35年ローンで70歳までに完済したい場合は、35歳までにマイホームを購入すべきといえます。
完済予定年齢が若いほうが審査も通りやすい傾向であるため、完済時の年齢を考慮してローンを組み始めるとよいでしょう。
子どもの成長に合わせての購入がよいタイミングといえます。子どもの成長タイミングとして、入園・入学のときに引っ越せると、子どもへの負担が少なく済むでしょう。
なお、中学校に入学するタイミングの場合、小学校からの友だちの多くがともに進学する可能性が高いです。中学校に進学するタイミングは避けたほうがよいかもしれません。
土地や家を探していても、なかなか理想どおりのものを見つけられないといった経験をした人も多いでしょう。そのため、住みたい家が見つかった場合は、縁があったと思って購入するのもよいタイミングのひとつといえます。
定年退職をしたあとであれば、転勤を気にせずマイホームを購入できます。子どもも成長しているため、好きな場所や間取りを選べるでしょう。通勤をすることもないため、好きな土地にマイホームを持てるとのメリットもあります。
一方で、貯蓄が多くないとマイホームの購入は難しいでしょう。定年時には住宅ローンを組むことが難しい年齢となっているからです。貯蓄と退職金で購入し、住宅ローンによる返済を最小限にしておかなくてはなりません。
転勤族の場合「どの場所にマイホームを購入したら正解」というものはありません。自分に合っている場所を選ぶようにすると、納得しやすいといえます。
たとえば、子どもが小さく親の手を借りたい場合は、実家の近くでもよいでしょう。単身赴任で夫婦どちらかがいない場合でも、子育てにゆとりを持てるかもしれません。
すでに住んだことがあって、気に入っている土地に購入するのもよいでしょう。利便性や気候などを知った上で住みやすい場所であれば、購入後のイメージもつきやすいです。
反対に、住んだことのない土地にマイホームを購入するケースもあります。今後のことを考えて、子どもの教育によいなどの理由で見知らぬ地域にマイホームを購入する人もいます。
転勤族がマイホームを購入する場合、注意点を把握してから購入するとよいでしょう。注意点は、家賃補助がなくなるかもしれないことです。家賃補助は賃貸物件の家賃にのみ適用されるケースが多く、住宅ローンの返済では適用されない企業があります。
マイホーム購入後も、転勤の可能性を視野にいれておきましょう。もし転勤になった場合にマイホームをどう扱うか、あらかじめ想定しておく必要があります。
転勤族の場合、いつマイホームを購入すべきか悩みます。子どもの進学に合わせる・気に入った家が見つかる・定年退職して転勤の心配がなくなるといったタイミングが考えられるでしょう。
その中で、自分にとって購入しやすいタイミングを見極めてください。家賃補助や転勤時のマイホームの扱いといったことも考えながら、マイホームを購入しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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