11月1日(金) 3:00
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2023年」によると、二人以上の世帯が年間にお酒に使う金額は4万5700円でした。内訳は以下のとおりです。
●清酒 5423円
●焼酎 6096円
●ビール 1万2584円
●ウイスキー 2711円
●ワイン 3212円
●発泡酒・ビール風アルコール飲料 9374円
●チューハイ・カクテル 4878円
●その他 1422円
特にビールへの支出が最も多くなっています。月額に換算すると、お酒に使う金額は約3808円で、そのうちビールは約1048円です。
ビールの種類やメーカーによって異なりますが、缶ビール(350ml)1本あたりの価格はおよそ150〜200円程度(税抜)です。もし毎日3本飲む場合、1日で450〜600円、1ヶ月(30日)で1万3500〜1万8000円、1年では16万2000〜21万6000円と、平均を大きく上回る金額になります。
ビール酒造組合が行った「ビール」「発泡酒」「新ジャンル商品」の飲用動向と税金に関する調査によると、お酒を飲むと答えた人は50%で、そのうち「毎日飲む」が14.2%、「週1〜2回飲む」が13.2%、「月1〜3回飲む」が10.5%でした。
家でよく飲まれているお酒の種類はビールが56.6%で最も多く、次いでチューハイ・サワーが44.2%でした。また、外食でよく飲むお酒も、ビール系飲料(ビール・発泡酒・新ジャンル)が55.8%と最も多い結果でした。
お酒代を節約するコツには、飲む頻度を減らす、特売日やクーポンを活用する、コンビニではなくスーパーで購入するなどがあります。これらを実践することで、お酒代を大幅におさえられる可能性があります。また、浮いたお金は他の用途に回すこともできるでしょう。
本項では、お酒代を節約する4つのコツについて詳しく見ていきましょう。
お酒代を節約したい場合は、飲む頻度を見直すことをおすすめします。
例えば、1本200円の缶ビールを1日3本飲むと、月に1万8000円かかりますが、2日に1回に減らせば9000円、3日に1回なら6000円におさえられます。
飲む頻度を減らすことで、節約はもちろん健康にも良い影響が期待できます。
一般的に、ビールより発泡酒の方が安い傾向にあります。また、大手メーカーのビールより、小売店のプライベートブランドのビールの方が手頃な価格で販売されています。
味の違いはありますが、お酒代を節約したい場合、発泡酒やプライベートブランドのビールを選ぶのも一つの方法です。
スーパーによっては、「ビール24本入り200円OFF」など、特売日にはお酒が安くなることがあります。また、アプリや会員向けに割引クーポンを配布している場合もあります。
特売日やクーポンをうまく活用すれば、お酒代を節約することが可能です。
お酒はコンビニや自動販売機ではなく、スーパーで購入するのがおすすめです。スーパーでは、缶ビール1本あたりコンビニや自動販売機よりも20〜50円ほど安く買えることがあります。
1本あたりの差は小さいですが、長期的には大きな節約になります。
お酒はおいしく、毎日の活力やストレス解消に役立つ一方で、飲み過ぎると大きな出費につながり、健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
お酒の種類や飲む頻度は人それぞれのため、まずは毎月のお酒代を計算してみましょう。その上で、お酒代を節約したい場合は、購入場所やお酒の種類、飲む頻度を見直すことをおすすめします。
ビール酒造組合 「ビール」「発泡酒」「新ジャンル商品」の飲用動向と税金に関する調査
総務省統計局 家計調査(家計収支編)2023年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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