ジャンル系映画祭の権威、シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀長編映画賞受賞に輝いたオカルトホラー『邪悪なるもの』が、2025年1月31日(金)に日本公開することが決定。あわせて、ティザービジュアルと特報映像が解禁された。
【写真を見る】終末のような世界で、斧を自らに向ける女性の姿が写る
教会が終わった神なき世界では、古くから伝わる7つのルールを破った人々の愚かな行為により“悪魔憑き”の感染が拡大していた。そんななか、ペドロとジミーは家族を守るために奔走するが…。監督は、前作がギレルモ・デル・トロ製作でハリウッドリメイクが決定したことでも話題を呼んだ新感覚ホラー『テリファイド』(17)の鬼才デミアン・ルグナ。前作の反響に応えるべくルグナが新たに贈るのは、悪魔の憑依が伝染病のごとく拡大するという一層ツイストの利いた設定のオカルトホラー。容赦のない残酷な物語と、ショッキングな映像表現が評価された、救いなき絶望のエクストリームホラーエンターテイメントがいよいよ日本に上陸する。
今回到着したティザービジュアルには、真っ赤な空と女性の黒いシルエットが描かれ、その異様なコントラストが不安を掻き立てる。空は血のように赤く染まり、まるで終末が迫るかのよう。また、地面に座り祈りを捧げるように斧を構える女性の姿も目を引くが、その刃が自らに向けられていることに気づくと、見る者は思わず目を背けたくなるだろう。
さらに、あわせて解禁となった特報映像では、暗闇の中を主人公ジミーが慎重に運転している様子が映し出される。車のライトが前方を微かに照らすなか、ふらつく女性の不気味な姿が現れる。追い越そうとした瞬間、「“最悪”が来る」というテロップが映しだされ、続いて車が激突。女性を轢いたことが明らかになるが、彼女は大量の血を流しながらも動きだし、邪悪で鋭い目でジミーを睨みつけたところで映像は切れる。ジミーがこれからどうなるのか、“最悪”の存在の正体とはなんなのだろうか。
ティザービジュアル、特報だけでも異様な雰囲気が伝わる本作。神のいない世界で、人々はどう感染症に立ち向かうのか…?その結末は、ぜひ劇場で確かめてほしい!
文/サンクレイオ翼
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