甲南大学(神戸市)は11月22日(金)、芥川賞作家・藤野可織さんの公開インタビュー「
怖いものは美しい
」を開催する。参加費無料、事前申込制。だれでも参加できる。甲南大学文学部・甲南高等学校・中学校の教員らによる「文学、あります」チームと、甲南大学図書館が主催。
国内外で活躍する作家を招いて、作品の意図を深いところまで聞く文芸イベント「文学、あります」プロジェクトの第2回目。
2013年に『爪と目』で芥川賞を受賞した藤野さんの作品は、他のどの作家とも異なる世界を持ち、どんなに恐ろしく、ありえないことが起こっても、それが静かな日常と美しくつながっているという特徴がある。怖さと美しさが一つに重なる現実とはいったい何なのか。当日は、藤野さんへのインタビューや来場者らとの質疑応答を通して作品を深掘りし、その魅力や可能性を探る。イベントの様子は、「
文学、あります
」公式YouTubeチャンネルでも配信する。
会場は、iCommons地階 iStage(神戸市東灘区岡本8-9-1)。18時開演、20時終了予定(サイン会含む)。参加希望者は甲南大学
専用フォーム
から登録する。
藤野可織さんは、1980年京都府生まれ。2006年『いやしい鳥』で文學界新人賞を受賞しデビュー。2013年『爪と目』で第149回芥川龍之介賞、2014年『おはなしして子ちゃん』で第2回フラウ文芸大賞を受賞。他の著作に、『ファイナルガール』『ドレス』『私は幽霊を見ない』『ピエタとトランジ』『来世の記憶』『青木きららのちょっとした冒険』などがある。
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