反町隆史“広海”と竹野内豊“海都”が一触即発のピリピリムードに…<ビーチボーイズ>

『ビーチボーイズ』/(C)フジテレビ

反町隆史“広海”と竹野内豊“海都”が一触即発のピリピリムードに…<ビーチボーイズ>

10月31日(木) 7:30

『ビーチボーイズ』
【写真】「オクラ~迷宮入り事件捜査~」に出演中の反町隆史は現在50歳

こじれてしまった人間関係を取り戻すには大変な苦労がある。何らかの理由があって離れてしまった親子関係のやり切れない運命は、いつの時代もテレビドラマや映画で描かれる切ない事柄だ。1997年7月の“月9”枠放送の反町隆史と竹野内豊のダブル主演作「ビーチボーイズ」(フジテレビ系)にも、そんなストーリーがあった。自分を母だと知らない幼い息子と再会した春子(稲森いずみ)の話を描いた第9話、また、高校卒業後の進路に悩み、離れて暮らす母と話した真琴(広末涼子)の話の第10話を紹介する。(以下、ネタバレが含まれます)

■息子の前でただの知り合いとして過ごす春子

今から27年前に放送された今作は、挫折経験の過去を持つ能天気ワイルド系・広海(反町)と、エリートコースから外れて人生の休暇中に入った真面目な海都(竹野内)が、海の見える民宿“ダイヤモンド・ヘッド”で出会い、共に暑い夏を過ごす物語。脚本は岡田惠和。

FODでは「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」キャンペーンを開催中で、第1~3話が11月10日(土)まで、そして第9話は11月1日(金)まで、第10話は11月4日(月)まで無料公開されている。

第9話は「この想い、君に届けたい」。夏休みが終わったある日、春子の元に一通の手紙が届く。しかし、それは待ちわびていた息子・春樹(大高力也)からではなく、その父、つまり春子を捨てた吉永一樹(入江雅人)からのものだった。仕事の都合で海外行きが決まり、その前に一度、春子と会わせるために海へ遊びに来るという。

一日だけ“お父さんの知り合い”ということで春樹と過ごすことになる春子。でも、広海と真琴は、母と名乗れない春子の立場はかわいそうだといい、それは春子が決めることという海都と口論になってしまう。寂しさを噛みしめる春子を見て、広海と海都は、春子と春樹のために、壮大な思い出をつくってあげようと思いつく。
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■夏の終わりに真琴の母が民宿に来る

続く第10話は「彼らの夏が終わるとき」。夏も終わり、ビーチに秋の気配が訪れる。盛況だった渚2号も今日を限りの店じまいとなった。広海と海都、春子も寂しさは隠せない。勝(マイク眞木)は、すっかり店じまいを終えた広海、海都をテントと食料持参で山へ連れ出す。勝にとっての大切な場所であり、滅多に人を連れてこない秘密基地に二人を招き、今夜は男だけで語り明かそうというのだ。

その頃、真琴は、置いてけぼりにされた事に怒り、進路相談のことで悩んでいた。親と一緒の三者面談、春子は、東京にいる慶子(田中好子)に来てもらえば良いと言う。春子の一言に後押しされた真琴は、慶子に電話して、一緒に面談に臨むことになった。そうとは知らない勝は“ダイヤモンド・ヘッド”に戻り、慶子の姿を見て驚く。それが真琴の決めたことと知り、複雑な思いに…。

第9・10話共に、春子と息子・春樹、真琴と母・慶子という異なる2組の親子の物語。事情があって一緒に暮らせない親子が、普段言えないけど我慢している気持ちだったり本音を吐露するシーンは涙を誘う。春子の気持ちを想像して、本人不在のところで広海と海都がにらみ合いのケンカがぼっ発しそうになるシーンも「他人のことでこんな本気になるほど、彼らの関係が深くなっているのか」と分かり、胸が熱くなった。互いを思いやれる人が集まれば、その人が長年悩んでいることの突破口が見つかったりするものだ。

真琴の母・慶子役で、2011年4月21日に亡くなった田中好子さんが出演しているのも寂しさを感じる。陽気なひと夏のチャラついたストーリーかと思いきや、実は人間の細やかな感情の動きを描いている、往年のヒット作である。
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