10月31日(木) 13:59
<TOTOジャパンクラシック初日◇31日◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>
日米共催の今大会では優勝者に“日本ツアー優勝”だけでなく、“米国女子ツアー優勝者”の称号も与えられる。米ツアーメンバーではない日本勢にとっては、すぐにでも米ツアーに参戦できるという最短ルート。昨年大会は稲見萌寧が制覇し、米ツアーメンバー入りを決断した。
例年通りのカテゴリーでいえば、『ノンメンバーの優勝者』の出場優先順位はカテゴリー7。この資格で稲見はルーキーイヤーを戦っている。リシャッフル突破はカテゴリー8だから、稲見は同じくルーキーの西郷真央よりも上位のカテゴリーに位置している。1年間を通してトップカテゴリーに入っており、“1年間のシード権”を持っていると言ってもいい。
この規定が今年から変更された。ノンメンバーの優勝者は、優勝したあとのシーズン残りのトーナメント、さらに優勝した翌年と翌々年の2年間、そのカテゴリーに入ることができるようになった。つまり、優勝によるシード権が“2年間”になったということだ。
今回、TOTOで日本ツアー選手が優勝すれば、2026年シーズン終了までの出場権を獲得することができる。もちろん、優勝者のみが出場できるエリートフィールドの開幕戦にも、2年間の出場が可能だ。ただ、25年のルーキーイヤーでポイントランキングトップ80に入る、または優勝することができれば、26年の出場カテゴリーは“昇格”となる。
米ツアー挑戦を目指す選手にとって大きな“特典”といえそうだ。