【漫画】睾丸だけをピンポイントにえぐり出された男の話。20歳差結婚に潜んでいたこわーい仕打ち【作者に聞いた】

【漫画】睾丸だけをピンポイントにえぐり出された男の話。20歳差結婚に潜んでいたこわーい仕打ち【作者に聞いた】

10月30日(水) 11:00

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古今東西の昔の風俗知識を投稿する「昔の芸術をつぶやくよ」さん(「ヤスダコーシキ」名義で著作あり)(@LfXAMDg4PE50i9e)のグロテスクで怖くて切ない話を、今回はみなみさん(@minami_152133)に、ギャルマンガ風に描いていただきました。怖さと美しさのアンバランスな共存に感情がぐちゃぐちゃに!?
【漫画】「昔の芸術を〈少女漫画風に〉つぶやくよ」本編を読む

「ピエール・アベラールの悲恋と悲劇」というお話をご紹介します。

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P1


舞台はフランス。スコラ哲学の基礎を築いた男アベラールは当時、40代半ば。そんな彼が20歳そこそこのエロイーズに恋をしたところから物語は始まります……


ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P2

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P3-1

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P3-2




※一部ショッキングなシーンがあります。心臓の弱い方は閲覧をご遠慮ください。

※本記事は発売中の「昔の芸術を〈少女漫画風に〉つぶやくよ」から一部抜粋・編集しました。

――「ピエール・アベラールの悲恋と悲劇」はギャル漫画をよく描く漫画家さんに描いてもらいました。かなりグロテスクな話なのですが、この話がギャル漫画風になった率直な感想をお聞かせください。

ヤスダコーシキさん(以下:ヤスダ):このお話実話なんです。それだけにあんまり生々しいと困るなぁと思っていたのですが、ライトな感じに仕上がっていて良かったと思いました。チン〇ン切られる話なんてちょっときついですもんね。

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P4-1

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P4-2


――当時の神学者はヤバい人が多いのでしょうか?

ヤスダ:「神学大全」という本を書いたトマス・アクィナスという偉大な神学者がいるのですが、この人は結構やばいです。彼は童貞処女至上主義でして、自身も童貞を守っていたんですね。でもそれじゃ跡取りが生まれないから親族が美人の家政婦さんを寄こしました、もちろんトマス・アクィナスが手を付ける事を期待してです。ところが、トマスは激怒して松明を振り回し、この家政婦さんを追い出したそうですよ。

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P5

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P6-1

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P6-2

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P7

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P8-1


――ピンポイントで睾丸をえぐり出すという襲い方が印象的でした。睾丸をえぐり出す手法は当時、それなりに行われていたことなのでしょうか?

ヤスダ:いや、これは特殊でしょうね。叔父はよほどアベラールが許せなかったのだと思います。娘同然の姪っ子が自分と歳の変わらないオッサンに妊娠させられたのだから、そりゃ怒ると思いますよ。私が叔父と同じ立場だったらチン〇ンを切りはしないだろうけど、キン蹴りくらいはするかも。

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P8-2

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P9-1

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P9-2

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P10-1


――離れていても心は一緒だった、というような強い絆のようなものを感じる話でした。ただ、出会った当時ですら神学者・アベラールは40代半ば、エロイーズは20歳ほどとされています。年の差恋愛は当時、普通の事だったのでしょうか?

ヤスダ:当時貴族階級の結婚はほぼ家同士の決め事でしたので、年の差婚はさして珍しい事では無かったようです。ただ自由恋愛でこの年の差は珍しかったんじゃないかな。アベラールはかなりのイケオジだったのかも。

ピエール・アベラールの悲恋と悲劇P10-2


――この話の教訓があれば是非教えてください。

ヤスダ:このお話においては二人は魂で結ばれていたようです。でも現代では、愛があれば歳の差なんてというお話は大概幻想だと思いますよ。




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