私（マミ）は、夫のユウイチと小1の息子コウタ、年中の娘レイとの4人家族です。共働きで慌ただしい日々を送りながらも、2年前にローンを組んで新居を購入しました。義実家が車で30分ほどの場所にありますが、義父は「自分がすべて正しい」と思っているような頭の固い人です。ユウイチや義母は「適当に受け流しておく」という対応を身に付けているようですが、私はつい言い返してしまいそうになるためなるべく行かないようにしていたのでした。

私たち夫婦は貯蓄を頑張り、2年前に新居を購入しました。ローンはまだ2,000万ほど残っていますが、これからも協力して返済をしていこうと思っています。そんなある日、帰宅するとユウイチから、義父に呼び出されたとの話がありました。


義父は60代半ば。長年、大企業で役職に就いてきたそうで、現在は子会社で働いています。私から見ると価値観が古く「自分の考えが全て正しい」と思っている、まぁ言い換えれば「ひと昔前の頑固オヤジ」みたいな人です。
そんな義父から突然の呼び出し？私は一瞬ゾクっと寒気がしました。


共働きだと家事育児の分担で揉める家庭もあるのかもしれません。けれどわが家はユウイチとの協力体制が上手くいっていたため、そういった揉めごとは一切ありませんでした。家のローンや子どもたちの将来、そして自分たちの老後について考えながら、お互いに一生懸命働いて家庭を回していたのです。
大変だけれど、平和な日々。そんななか、突然の義実家からの呼び出しがありました。たわいない用事であればユウイチだけで事足りるはずです。それをわざわざ私まで呼びつけて話があるなんて……。嫌な予感しかしないのでした。

【中編】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ脚本・渡辺多絵作画・りますけ編集・井伊テレ子

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