ガス給湯器にはガス代以外にも「電気代」がかかるって本当?余計な光熱費をおさえるにはどうしたらいい?

ガス給湯器にはガス代以外にも「電気代」がかかるって本当?余計な光熱費をおさえるにはどうしたらいい?

10月30日(水) 2:10

ガス給湯器を使用している家庭では、月々のガス代がどのくらいかかるのか気にされることもあるでしょう。しかし、実はガス給湯器にはガス代だけでなく電気代もかかっているようです。 そのため、月々の光熱費をおさえたいと思っているなら、ガス給湯器でどのようなときに電気代がかかるのか、どうすれば節約できるのかを考えた方がいいでしょう。 本記事では、ガス給湯器の電気代の計算方法や、光熱費節約のポイントについて詳しくご紹介します。

ガス給湯器でも「電気代」はかかる?

ガス給湯器はガス代のみかかるイメージかもしれませんが、構造上、電気で作動する部品もあるので、実際には電気代もかかっているのです。電気代がかかる部品には、以下のようなものがあります。

●水量センサー:水量を検知する
●ファンモーター:燃焼のための空気をバーナーに送る
●イグナイター:点火時の火花を発生させる
●ガス量制御弁:ガスを制御しながらバーナーに送る
●温度センサー:湯温をチェックする
●水量制御弁:水の量を制御する

また、このほかにも、ガス給湯器の電源が入ったままにしておくと待機電力が発生し、その分の電気代もかかります。
 

ガス給湯器にかかる電気代は1ヶ月いくら?

ガス給湯器の電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×料金単価(円/キロワットアワー)」で計算可能です。料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを使用します。
 
例えば、消費電力140ワット、待機電力1.1ワットのガス給湯器を1日2時間使用する場合だと「0.14キロワット×2時間×31円/キロワットアワー=8.7円」です。
 
同じように待機電力の電気代を計算すると「待機時の消費電力0.0011キロワット×22時間×31円/キロワットアワー=約0.8円」なので、合計すると1日当たりの電気代は約9.5円、1ヶ月(30日)に換算すると約285円になります。
 

ガス給湯器にかかる光熱費をおさえる方法

ガス給湯器はガス代にプラスして上記で計算したような電気代がかかるため、なるべく余分な光熱費をおさえるために対策したいという人もいるでしょう。
 
まず、ガス給湯器を使用していないときはなるべく電源をオフにすることをおすすめします。電源プラグを抜いてしまうと設定がリセットされて故障の原因になる可能性があるため、電源プラグは入れたままで電源だけオフにした方がいいでしょう。
 
そのほか、浴槽にためるお湯の量を減らしたり、給湯温度を下げたりすることで光熱費の節約につなげる方法もあります。お湯の使用量を減らすことで水道代の節約も可能です。また、追い炊きの回数を減らすことも効果的なので、なるべく家族の入浴時間が近くなるようにしたり、こまめにお風呂のふたをしてお湯が冷めないようにしたりしましょう。
 
さらに、定期的なメンテナンスも必要です。例えば、こまめにフィルターの清掃を行うことでガス給湯器の効率をよくし、エネルギーの無駄を少なくすれば、光熱費を節約できます。
 

ガス給湯器でも1ヶ月300円程度の電気代がかかることがある

ガス給湯器には電気で作動する部品も使われているため、ガス代だけでなく電気代もかかります。給湯器の消費電力や使用時間にもよりますが、1ヶ月に換算すると300円程度かかる場合もあるようです。
 
使用していないときも待機電力にかかる電気代が発生しているので、使い終わったら電源をオフにするよう習慣づけるといいでしょう。
 
そのほかにも、浴槽にためるお湯の量を減らす、給湯温度を下げるなどの方法でガス給湯器にかかる光熱費を節約できるよう考えてみることをおすすめします。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A Q.カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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