10月30日(水) 6:00
「10月20日は、美智子さまの90歳のお誕生日でした。天皇皇后両陛下をはじめ、皇族方がお祝いのご挨拶のために、上皇ご夫妻のお住まいである仙洞御所を訪問されました。しかし上皇職が発表した当日のスケジュールに違和感を覚えた関係者も少なくないようです」
そう語るのは皇室担当記者。スケジュールではご挨拶について、次のように記載されている。
《午前11:15祝賀天皇皇后両陛下、皇族各殿下》
《午後5:40祝賀皇嗣同妃両殿下、悠仁親王殿下》
前出の皇室担当記者によれば、
「愛子さまや佳子さまも午前中に挨拶をされましたが、スケジュールでお名前が記載されているのは悠仁さまだけだったのです」
この件について宮内庁に《上皇職が作成したお誕生日行事一覧に悠仁親王殿下のお名前だけが記載されている理由を教えてください》《佳子内親王殿下が、夕方の秋篠宮皇嗣同妃両殿下と悠仁親王殿下とは異なる時間に祝賀に出られた理由を教えてください》といった2つの質問をしたところ、次のような回答があった。
《皇族各殿下による祝賀は、10月20日(日)の午前中に行われており、佳子内親王殿下もそちらに参列されています。
秋篠宮皇嗣同妃両殿下には、同日午前中に福井県で開催された「第47回全国育樹祭」式典行事への御臨席のため、他の皇族殿下方による祝賀とは別に、同日夕方、祝賀のご挨拶を上皇上皇后両陛下にお受けいただくことになったものです。また、悠仁親王殿下には、宮内庁として、成年皇族としての祝賀へのご参列については、成年式をお済ませになってからがよろしいものと考えており、昨年同様、他の皇族殿下方による祝賀とは別に、同日夕方、祝賀のご挨拶を上皇上皇后両陛下にお受けいただくことになったものです》
回答には、お孫さまのなかで悠仁さまのお名前だけが記載されている理由についての言及はなかったが、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう語る。
「事務処理上、そうした記載になったということを主張したのでしょうが、将来の皇位継承に関して多くの議論があるなかで、あえて悠仁さまのお名前のみを記載していることで、いち行政機関でしかない宮内庁が“男系男子継承の継続を支持している”という臆測も呼びかねないと思います。
また佳子さまお一人だけ、別の時間帯にご挨拶されていることも、秋篠宮家のいまの家族関係を象徴しているように感じました」
3年前の長女・眞子さんの結婚以来、報じ続けられている秋篠宮ご夫妻と佳子さまの確執。ある宮内庁関係者はこう明かす。
「9月10日のご公務でご一緒された際も、“紀子さまと佳子さまで目を合わせる場面は、ほとんどなかった”と、一部で報じられています。紀子さまは長年悠仁さまのご進学に腐心されてきましたが、佳子さまは“束縛しすぎでは”と思われているのでしょう。美智子さまも、そんな母娘関係を心配されているそうです」
10月20日の祝賀は、骨折して手術を受けられた美智子さまへのお見舞いという意味もあった。
「紀子さまとしては、長年お手本としてきた美智子さまを“家族そろって”お見舞いすることで、円満であることをお見せしたいと望まれていたようです。しかし佳子さまはお母さまとの“別行動”を選ばれました。紀子さまとしては屈辱以外の何ものでもないでしょう」(前出・宮内庁関係者)
はたして秋篠宮家が家族一丸となる日はくるのか。