10月30日(水) 4:50
365日貯金は、毎日、1円から365円までの金額を好きに選び、その金額分の小銭を貯金箱に入れていくという貯金方法です。
ゲーム感覚で楽しめ、1円から365円までの金額を1回ずつ貯金することを1年間続ければ、ある程度大きな金額を貯めることができます。365日貯金を始めるにあたり、いくつか知っておきたいルールがあります。
まず、貯金した金額を記録するシートを用意しましょう。記録用のシートは手書きやExcelで簡単に自作できるほか、インターネット上でも無料で使えるオシャレなシートをダウンロードできます。
シートが用意できたら、早速1日1回、1円から365円までの好きな数字を選んでその金額を貯金します。一度選んだ数字はシート上で塗りつぶしておき、同じ数字は2回以上選択しないようにします。
以上の手順を365日繰り返し、全ての数字が塗りつぶされたら365日貯金は完了です。
365日貯金は1日の貯金額が最高でも365円であり、「頑張って貯金している」という実感はあまり湧かないかもしれません。しかし、1円+2円+3円+……364円+365円と全ての金額を合計すると、1年で6万6795円も貯めることができます。
毎日コツコツと小銭を貯めていくことで6万円以上も貯まるため、出費が多くて通常の貯金や500円玉貯金のハードルが高いと感じている人でも気軽にチャレンジできます。
1年間続ければ、夫婦で1泊旅行ができるくらいの金額になり、2~3年続ければ家族4人での沖縄旅行も夢ではなく、旅行代全額とはいかないまでも、心強い足しになります。
小銭貯金の場合、問題になるのが「小銭の多さ」です。年間で6万円を超える貯金が可能ですが、全て小銭であり紙幣はありません。銀行などの金融機関では小銭を紙幣に両替できますが、現在では多くの金融機関が手数料を設けています。
例えば三菱UFJ銀行の円貨両替手数料は500枚まで770円、501枚以上では500枚ごとに770円です。小銭1~10枚までは銀行口座を持っていれば無料ですが、365日貯金の大量の小銭を両替するのは現実的ではありません。
一方、窓口で小銭を口座に入金する場合は、小銭100枚まで無料です。ゆうちょ銀行も同様で、100枚までは窓口で小銭を預け入れても手数料はかかりません。また三井住友銀行では、窓口で硬貨を入金する際、300枚まで無料です(2024年10月時点)。
「365日貯金」は1年で6万円超のお金をゲーム感覚で貯められるため、これまで貯金に失敗してきた人にもぜひ挑戦してみてほしい貯金方法です。
貯金が終わったあとに大量の小銭が発生する点がデメリットですが、100~300枚程度であれば、金融機関の入金無料のサービスをうまく利用することで、小銭を無料でお札に交換できるでしょう。
三菱UFJ銀行 その他手数料
三井住友銀行 その他手数料
ゆうちょ銀行 2024年02月22日 硬貨取扱料金改定のお知らせ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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