ビールの醸造技術を駆使してサワーの味わいを実現した
『キンムギサワー』
が、
サントリー
より数量限定で全国発売されている。
そもそも、「ビアタイプサワー」という分野はこれまで存在しておらず、その味わいがどのようなものなのか、ビールとどのように異なるのかを、金麦のビールと比較をしながら検証してみよう!
■多様化するニーズに応える新感覚の飲料
近年、消費者のライフスタイルや価値観が多様化し、それに伴いお酒に対するニーズも変化している。ビールだけでなく、RTD(Ready-to-Drink)と呼ばれる飲料、特にハイボール缶などが人気を集めている。「金麦サワー」は、ビール好きな方はもちろん、幅広いお酒の選択肢を楽しむ方に向けた新たな提案だ。
■金麦 キンムギサワー(税込 162円)
麦のやさしいうまみに柑橘系の爽やかな香りが調和した、軽やかな味わいが特徴。こだわりの「旨味麦芽」を使用し、レモンドロップホップとシトラホップという2種類のホップを組み合わせ、自然なサワー感を実現している。
香料や甘味料を一切使用せず、ビールの醸造技術のみでサワーの風味を表現している点がポイントだ。
画像の商品は350ml でアルコール度数は 6%。500 mlも販売されている。
見た目はビールとほとんど変わらない
開発者によると、『キンムギサワー』は氷を入れるとスッキリとした味わいが楽しめ、氷を入れずに飲むと麦の旨味と心地よい余韻を感じられるそうだ。ビールに氷を入れることは一般的ではないのでここがビールとの大きな違いといえるだろう。
今回はビールとの違いを中心に比較するため、氷は入れずに試してみた。最初の飲み口はフルーティーなビールという印象だが、後味と余韻はビールとは全く異なり、ほのかな柑橘系の爽やかさが印象的だった。
表現が難しいが、飲み口やのど越しはビールに近く、後味や余韻にサワーの要素が強く現れるイメージだ。
あえてここで定番の金麦ビールも飲んでみよう。
味わいもある程度想像つくが、実際にビールを飲むと『キンムギサワー』との違いをより鮮明に感じられた。
一番の違いはビール特有の苦みと深み。ビールは飲み口から同じトーンで喉ごしや後味が続く。一方、ビアタイプサワーである『キンムギサワー』は、飲み口とその後の余韻に明確な変化があり、これが大きな違いとなっていると感じた。
『キンムギサワー』は、ビールとRTDを組み合わせたような新しい分野のお酒で爽やかな柑橘風味を感じるため、揚げ物や味の濃いおかずとの相性も良さそうだ。
また、氷を入れて飲むなどアレンジを加えても楽しめる。1杯目のビールの後、2杯目として飲むのもおすすめ。
気になる方は、柑橘の爽やかな香りが調和した『キンムギサワー』をぜひ試してみてほしい…!