10月29日(火) 13:10
<ZOZOチャンピオンシップ最終日◇27日◇アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>
ブレードスタイルに戻そうとして試した『Link.1』パターの構えた顔【画像】
PGAツアーの日本開催大会は、ニコラス・エチャバリア(コロンビア)がトータル20アンダーで2勝目をつかんだ。また、今月から使用ギアを大幅変更して3戦目のリッキー・ファウラーも17アンダーの4位に入り、SG:パッティングで「7.632」の2位に入るなど、新パターがいよいよ手に馴染んだように見える。
L.A.B. GolfのPGAツアー担当者も、ファウラーの新パターの精度アップに興奮しつつ、変更の裏側や詳細スペックについてこう明かす。
「リッキーのパタースペックは全長34.5インチ、ライ角68度の『DF3ブラック』で、TPTシャフト『ブラック』のロフト2度、ピストルグリップ装着です。彼は今年の初めのロケット・モーゲージでテストを始め、パッティングを改善しようとしていて『ジェイルバード』からブレードスタイルのパターに戻す可能性があったので、当初は『Link.1』を作りました。ところが、テストを通して『DF3』の安定性は比類なきものでした。このおかげで、彼は自宅で十分な時間テストして製品に慣れ、競技ゴルフに戻った後に投入できるようになりました」(米国L.A.B. Golf ツアー担当)
ファウラーは7月半ばから試合を休んでおり、自宅にいる機会が増えたため、多くの新ギアのテストを行うと共に、今月から競技復帰するにあたってテーラーメイド『バーナーMINI』やコブラ『KING TOUR』アイアンの黒染めバージョン、L.A.B. Golf『DF3』パターを新たに投入していた。
「パターについての彼のフィードバックは【オンラインでより安定してパットを打つ自信が持てるようになった】というものでした。今はどこでミスしているのかというと、単純に読み間違いだったか、ペースが少しズレているだけです。パッティングの変数を1つ取り除ける(フェース開閉がない)だけで、彼はフィールド上で優位に立つことができるのです。ZOZOのスタッツでは、我々の製品に対する彼の仮定が正しかったことを示していると言えますね」(同)
ちなみに、10月からの『DF3』投入第一戦「サンダーソンファームズ」でSG:パッティングは「3.765」の19位。そして投入第二戦「シュライナーズ」では「0.182」の44位だったが、今週の日本のグリーンでは前述の通り「7.632」の2位になっていた。