日本開催のPGAツアーはどうなる? R・ファウラーは「また開催されることを願う」海外選手に聞いたホンネ

ZOZOチャンピオンシップは今年で終わり来年以降の日本開催はあるのか(撮影:岩本芳弘)

日本開催のPGAツアーはどうなる? R・ファウラーは「また開催されることを願う」海外選手に聞いたホンネ

10月29日(火) 14:00

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<ZOZOチャンピオンシップ最終日◇27日◇アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>

2019年にタイガー・ウッズ(米国)が初代チャンピオンとなった「ZOZOチャンピオンシップ」が、今年でラストイヤーを迎えた。これまで日本開催唯一のPGAツアー大会として多くのファンに親しまれており、“ZOZOロス”のファンも多いことだろう。



ZOZOで発見されたこの鳥は何者!?【写真】


ただそれはファンだけでなく選手も同じようだ。ザンダー・シャウフェレ(米国)は初日、9番のパー4でダブルパーを叩くトラブルに見舞われたが、最終的にはトータル5アンダー・41位タイでフィニッシュ。「『8』を打つと乗り越えるのは難しい。それがなくても優勝できるゴルフはできなかった」と後味の悪い結果となったものの、「日本のファンの声援に助けられた。ここはいつでもプレーを楽しめる。とてもありがたいし、また戻ってきたい」。最後は名残惜しそうにサポーターと大会側に感謝の言葉を送った。

19年大会以来の出場で今大会を2位タイで終えたジャスティン・トーマス(米国)は、日本でプレーすることの意義を説く。「違うコースを回れることだけじゃなくて、ゴルフを世界のいろいろな場所で広められることは光栄」と日本開催を歓迎している。また、「日本のファンは素晴らしい。こうして彼らの前でプレーできることはいつもうれしい」と今後も来日を希望する。

リッキー・ファウラー(米国)は2位で終えた22年を思い出の大会に挙げる。「最終組で回れて、いいゴルフができた大会だった。日本のファンの前でプレーできるのは楽しい」と祖父が日系人であることもあって、特別感を抱く。今年も大会中はファウラーのトレードマークでもあるオレンジ色のウェアを着たファンが目立った。「いつも楽しみにしている大会の一つ。また日本で開催されることを願う」と来年以降の開催を熱望する。

そのほか多くの選手が日本開催を希望。米国女子ツアーはアジアで年間7試合(2024年実績)を開催しており、多くのファンを獲得している。アジア開催大会は、選手にとって違う文化に触れ、新規ファンを獲得する貴重な機会。それが人気のPGAツアーとなれば、アジアマーケットでも十分に開催の価値があると言える。

“ZOZO”は契約満了に伴い、タイトルスポンサーを離れるが、PGAツアー側は今後も別の形で日本開催を目指す意向を示している。あらたなスポンサーが出現することを願う。(文・小池文子)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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