10月26日、27日、愛知・愛知県芸術劇場 大ホールにて『水谷千重子の宴ジョインコンサート』ツアーファイナルが開催された。

コンサートは、「千重子のウインク」と「曇りのち…」という水谷のオリジナル楽曲メドレーからスタート。続いて、水谷の“友人”である友近が出演したNHK連続テレビ小説『ブギウギ』の主題歌「ハッピー☆ブギ」を一人三役の荒技で熱唱したかと思えば、小柳ルミ子の「乱」をマニアックな“ルミちゃんモノマネ”で曲フリ。8月2日に発売された日本コロムビア移籍第1弾シングル「あまえたって駄目さ」で強く生きたい女心を歌った。そしてオーディションを突破した異色のご当地ダンスチームとKUWATA BAND「スキップビート」を歌い前半が終了。

ここからは、豪華アーティストが登場し誰もが聴きたいヒットソングの連続ステージへ。26日は稲垣潤一、中西圭三、八公太郎、六条たかや、大千穐楽の27日は、岩崎宏美、高橋洋子、PUFFYが水谷と上質なジョインソングを繰り広げた。

MCでは「稲垣のジュンジュンはスヌーピーに似てるわよね！」「パフィーちゃんの衣裳は千重子が奥田の民生ちゃんに初心を忘れないようにと赤ちゃんのロンパースのようなつなぎを着せてあげなさいとアドバイスしたのよ！」。さらには「圭三ちゃんのWOMANとか、バブル期80年代のCMソングとナレーションが大好き！」と語り、当時のCM“銀座ジュエリーマキ”のナレーション口調で各地の店舗名を次々と言うなど、水谷らしいトークで客席を盛り上げる。最後は千重子が本田美奈子.の名曲「つばさ」を圧巻の歌唱力で歌い上げ本編は終了。

その後、大きな拍手と歓声に迎えられてアンコールに登場した水谷は、実家・福井県の“焼き豆富を使った越後前舞踊”そして、観客の健康と多幸を祈った鏡開きならぬ“豆富開き”を披露。それを目の当たりにした2,500人の観客は、なぜか拍手喝采の大盛り上がりというカオスな場面に。最後は浜田省吾「MONEY」をパワフルに熱唱した。

最後に「また皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。合言葉は『I’ll be back!』。皆さん今日は本当にありがとうございました！」と感謝を述べた。歌と笑いで観客を魅了し、約18,400名を動員したお祭り騒ぎの賑やかなコンサートツアーは大盛況のうちに幕を閉じた。

また、芸能生活50周年の節目を迎える2025年に、明治座では4度目、博多座では3度目、新歌舞伎座では初めてとなる座長公演『水谷千重子 50周年記念公演』が上演されることも決定している。

＜公演情報＞
『水谷千重子 50周年記念公演』

出演：水谷千重子 ほか

【東京公演】
会場：明治座
公演期間：2025年8月〜9月
明治座 HP：
https://www.meijiza.co.jp/

【福岡公演】
会場：博多座
公演期間：2025年9月
博多座 HP：
https://www.hakataza.co.jp/

【大阪公演】
会場：新歌舞伎座
公演期間：2025年9月～10月
新歌舞伎座 HP：
https://www.shinkabukiza.co.jp/

2025年春より順次、チケット販売開始

公演公式ホームページ：
https://www.bakaitteru.com/