10月25日~10月27日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。今週は、山田風太郎のファンタジー小説を役所広司主演で映画化した「八犬伝」(キノフィルムズ)が、初日から3日間で動員12万5700人、興収1億6800万円をあげ初登場1位を飾った。
里見家にかけられた呪いを解くため、運命に引き寄せられる若き8人の剣士たちの戦いを描く【虚】パートと、28年もの歳月をかけて「八犬伝」を書き上げた滝沢馬琴の創作の神髄を描いた【実】パートが交錯する物語。監督は曽利文彦、共演は内野聖陽、土屋太鳳、渡邊圭祐、他。
2週連続1位だった「室井慎次敗れざる者」(東宝)は、週末3日間で動員8万9700人、興収1億2900万円を記録し、2位となった。累計成績は動員80万人、興収11億円を突破している。
続く「ジョーカーフォリ・ア・ドゥ」(ワーナー)もワンランクダウンで3位となり、週末3日間で動員5万5600人、興収8900万円をあげた。累計成績は動員57万人、興収9億円を超えている。
4位には、「週刊少年マガジン」に連載された大ヒットコミックを原作とするTVドラマの続編となる「劇場版ACMA:GAME アクマゲーム最後の鍵」(東宝)が、初日から3日間で動員4万5700人、興収6300万円をあげ初登場。この世のすべてを手にすることができる99本の“悪魔の鍵”を賭けた究極のデスゲームに挑む主人公・織田照朝を引き続き間宮祥太朗が演じ、田中樹、古川琴音、竜星涼らドラマのキャストに加え、新たに金子ノブアキと志田未来も参加している。
8位には、正源司陽子をはじめとする“日向坂46”の4期生11人が映画初出演を果たした熊切和嘉監督による青春群像劇「ゼンブ・オブ・トーキョー」(ギャガ)がランクイン。企画段階から11人全員に直接インタビューを行い、それぞれの学生時代の思い出やアイドルになる前のエピソード、東京への思いなどを聞き取り、物語を作り上げている。
9位には、実写映画化やテレビドラマ化もされた敷村良子の小説をアニメーション映画化した「がんばっていきまっしょい」(松竹)が初登場した。監督は櫻木優平、声の出演は雨宮天、伊藤美来、高橋李依、他。
10位には、M・ナイト・シャマランが監督・脚本を手掛けるサスペンススリラー「トラップ」(ワーナー)がランクイン。家族思いの父親とサイコな切り裂き魔という二つの顔を持つ男をジョシュ・ハートネットが演じている。
【作品情報】
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八犬伝
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