【写真】岡崎紗絵“ゆい”の涙にそっと触れる玉森裕太“海里”
奈緒が主演を務める火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)に岡崎紗絵が出演中。同作で岡崎はボクシングジムのトレーナー・羽根木ゆいを演じており、玉森裕太(Kis-My-Ft2)演じる海里との関係性にも注目が集まっている。このたび、WEBザテレビジョンでは、“火ドラ”への出演は意外にも初めてだという岡崎にインタビューを実施。自身が演じる役どころや共演者とのエピソードに加え、人生の“転機”についても語ってくれた。
■ 完全オリジナルで描くガチンコボクシングラブコメディー
結婚式当日に彼氏に逃げられてしまった主人公が、人生どん底のタイミングで金髪の謎の男に出会い、彼との出会いをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるためボクシングを始める。同ドラマは、恋もボクシングも本気で向き合う姿をオリジナル脚本で描くガチンコボクシングラブコメディー。
奈緒は、ひょんなことがきっかけでプロボクサーを目指すアラサー女子・佐藤ほこ美を、玉森は、昼はカメラマンとして働き、夜はバーテンダーのアルバイトをしている金髪の謎の男性・葛谷海里を演じている。
また、ほこ美が通うボクシングジムの会長の娘・ゆいを岡崎が演じる他、ゆいの父であり、日本チャンピオンをとった経験を持つ元ボクサー・羽根木成役で渡部篤郎が出演し、ストーリーを盛り上げる。
■ゆいは「すごく芯があって、ボクシング熱のある女性」
――今作で演じているゆいがどのような人物か教えてください。
すごく芯があって、ボクシング熱のある女性です。ジムの経営があまりうまくいっていない中でも、ボクシングへの愛が強いがゆえに、フィットネスにも力を入れたいというお父さんと方向性の違いが生まれてしまっているのですが…活気のあるジムを取り戻したいという強い思いを忘れないよう意識しながら演じています。
――ひょんなことからボクシングを始めることになったほこ美に、現状ゆいは強く当たっていますが…。
最初、ほこ美は「どれぐらいで殴れるようになりますか?」と聞いたりしているので、きっとゆいはそういう動機でボクシングをしようとする人をジムに入れたくないはず。だからこそ、「またですか…」じゃないですけど、跳ね返す勢いで冷たく当たっているんだと思います。
「ジムに入会させてほしい」と正式にほこ美が言ってきたのは第2話。お父さんに入会の手続きを踏まれ、しかも自分が彼女を見ることになって…。今はまだ、ほこ美を認めていないので、つい強く出ちゃうんじゃないかなと思います。
――トレーナー役を演じる上で意識していることは?
まず、技術面でいうと私は指導する側なので、ちゃんと見せられる形にもっていくために、本番直前まで指導でついてくださる方にフォームを教わっています。“ちゃんとトレーナーに見える”ということは、自分の中で一番高いハードルだと思っていて。
トレーナーさんって視野を広く持つ必要があって、選手のメンタル面をサポートしている部分もあると思うんです。(トレーナーは)選手の全てを俯瞰で見れている人だと思っているので、説得力のあるお芝居ができるよう、ドシっと構えるようにしています。
■ムードメーカー的存在の奈緒は「太陽のような方」
――ジムでのシーンの撮影裏話があれば教えてください。
撮影ではミットを持つ側で、受け手に回ることが多いのですが、スタッフさんと練習してみてから本番で奈緒さんとやってみると、これが全くの別もので。パンチを打つタイミングや、距離感が合わないとうまくいかないんです。
“人によってこんなに違うものなんだ”と肌で感じたので、本番前にカメラが回っていないところで、(奈緒に)「練習させてもらっていいですか?」と声を掛けて、タイミングを合わせてみたり、どうやったらやりやすいかをお互いにすり合わせながら演じています。
――共演シーンの多い奈緒さんの印象を教えてください。
太陽のような方です。笑い声が爆発的で、どこにいるかすぐに分かるんですよ(笑)。奈緒さんがいると現場が明るくなりますし、なんでも笑ってくれる、かつ笑いに変えてくれて。現場にいてくださると心がなごみますし、自然と笑顔が増えていくので、ありがたい存在です。
――父親役を演じる渡部篤郎さんはいかがでしょうか。
お会いする前までは“寡黙な方なのかな”と思っていたのですが、実際にお会いしてみると、おしゃべりがお好きな方だと知りまして。
親子役なので一緒にいる時間も長いのですが、たわいもないお話ができて私自身うれしいですし、こういう時間が親子の関係性に近づくきっかけになっているんじゃないかなと思います。
――10月5日に開催された「TBS DRAMA COLLECTION 2024 AUTUMN」や、同日放送の「オールスター感謝祭’24秋」での“あのクズチーム”の仲睦まじい姿が印象的なのですが、合間時間の様子や、キャストの素顔について教えてください。
皆さん年齢が近いということもあって、すぐに仲良くなれたかなと思っています。「オールスター感謝祭’24秋」は、奈緒さん、小関さん、私の3人が初出演だったこともあって、みんなで“初めて”を楽しんでいて。クイズの回答が済んだ後に「どれにした?」とか「どうしてそれにしたの?」と、みんなで話していることが多かったです。
玉森さんとは少しだけ年が離れているのですが、年齢差を感じることは全くなくて。そう感じないように合わせてお話してくださっているのか、みんなでワイワイ楽しく過ごしています。
ドラコレ(TBS DRAMA COLLECTION 2024 AUTUMN)のときは、渡部さんがいらっしゃって。渡部さんにまつわる撮影の裏話を私が突然話してしまったのですが、「そういうのはどうでもよくて」と冷静にぶった切ったり、随所で本当に面白い方だなと思いました。
■「『Seventeen』での経験があったから、今の自分があると思っています」
――海里は“全女子を沼らせる“キャラクターですが、岡崎さんご自身が思う海里の魅力は?
“沼だな”と思います(笑)。人たらしだし、“私を特別扱いしてくれているのかも?”と思いきや、実は誰に対してもそれをやっているという…。その絶妙なバランスや、玉森さんが醸し出す空気感が素晴らしいなと。
海里の話し方って、“ちょっと(距離が)近づいたんじゃないか?”と思わせる、特別感があるんですよね。それに、結構アドリブも使われているとお聞きして…本当にすごいなと思います。
――ほこ美は自分を変えるために一念発起してボクシングを始めたことが転機となりますが、岡崎さんご自身の人生の転機を教えてください。
雑誌「Seventeen」(集英社)の専属モデルオーディションが、私の人生を変えたきっかけだなと思います。それまでは本当に普通の高校生だったので、まさか自分が東京でモデルのお仕事をすることになるなんて、想像もしていませんでした。
最初は、あくまで自分は(雑誌を)見る側の人間で、「モデルをやりたい!」と思っていたわけではなかったのですが、当時の事務所の方々から背中を押してもらって、オーディションを受けることにしたんです。
結果的に、「Seventeen」での経験があったから、今の自分があると思っています。このタイミングで上京しているのもありますし、いろんなきっかけをくれたのは「Seventeen」なのかなと思いますね。
■注目ポイントは「ほこ美とゆいがどのような関係性になっていくのか」
――最後に今後のドラマの見どころと、読者へのメッセージをお願いします。
ほこ美が後半に向けて、すさまじい成長を遂げていくのが見どころの一つかなと思います。それに加えて、ほこ美の目標が変わっていくので、そういった部分も注目していただきたいです。
ゆいに関しては、ほこ美の心境の変化を間近で見ていて、彼女との距離感や関係性が変わっていきます。今はほこ美に強く当たっているゆいですが、今後二人がどのような関係性になっていくのか楽しみにしていてください。
そして、第4話ではほこ美、海里、ゆいの三角関係が描かれます。衝撃的なシーンからスタートしますし、“海里とゆいってどういう関係なの?”というのが見え隠れします。二人の過去についても明かされていくので、ぜひご覧ください!
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