私はヒトミ。兄と妹がいて、3人きょうだいの真ん中です。実家からすぐ近くのところに夫と2人で住んでいます。私たちが家を出てから両親はずっとふたり暮らしをしていました。しかし数年前に母が亡くなり、今は父がひとり暮らしをしています。介護が必要な状態ではないものの、ひとり暮らしでは何かと不便をしている父のため、私がちょっとした買い物や家事などを手伝いながらちょくちょく通っています。
兄は結婚して実家の近くのアパートに家族で住んでいますが、実家に足を運ぶことはまったくありません。妹は子ども3人の母親で、現在は実家から車で30分のところに住んでいますがあまり連絡をとることもなく、父や私から連絡をしてもすぐに返事がくることはまれです。
母が亡くなり生活が大変になるであろう父のことを案じ、私は兄や妹に父の世話を分担することを提案しました。しかし2人とも、仕事や育児を言い訳にしてまったく手伝う気がありません。兄も妹も、幼少期に厳しかった父のことを毛嫌いしているのです。
2人の言葉を思い出すと、胸がチクチクします。そんな気持ちを振り払って、私は父の手伝いを受け入れる日々なのです。
数年前に母が亡くなり、ひとり暮らしをしていた父。介護が必要な状態ではなかったものの、ちょっとした家事を手伝うために、私は時間を見つけては実家に通っていました。
兄や妹にもヘルプを頼んだことがありますが、幼少期に厳しかった父をいまだに煙たがっている2人からは、「とんでもない!」と強い言葉で拒否されてしまいました。
仕方なく私は夫の力を借りながら、自分にできる範囲の手伝いをすることに。しかしそんなある日、父が突然亡くなってしまったのでした……。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・ちょもす編集・海田あと
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