うつと適応障害で2度の休職。とにかく自分を変えたくて踏み出した1歩
新卒で入社した会社でうつと適応障害を発症し、2度の休職を経験したなおにゃんさん。当時は会社や仕事から「逃げて」しまったと思い、その罪悪感からとても苦しい思いをしたそうです。
「休むことってそんなに悪いんだろうか?」
「そもそも『逃げる』ってなんだろう」
そんなことを考えながら自分を見つめ直した1年間。逃げちゃダメという考えが一般的な世の中で、病気から、会社から、果ては日本からも全力で「逃げた」末に見つけたものとは…?SNSで共感を呼んだ、なおにゃんさんの人生を変えた休職体験記をお送りします。
※本記事はなおにゃん著の書籍『うつ逃げ ~うつになったので全力で逃げてみた話~』から一部抜粋・編集しました。
「休職中に自分を変えたい」「いっそのこと海外行こうかな」との気持ちが芽生え、3泊5日のベトナム行きを決めたなおにゃんさん。異国の地での一人旅にハラハラドキドキ…。
「両親はとても真面目で教育熱心な人だったので、私自身、根性論のようなものをすごく聞かされて育ちました。だからこそ、頑張らなかったり、逃げたりする自分はすごくダメなことをしていると自分を追い詰めて、責めてしまったりしたことも。でも、うつになってからは、それだけが『正しさ』ではないと思うようになり、今まで固執していた考えを見直すいいきっかけになったと思っています」となおにゃんさんは語っています。
著=なおにゃん/『うつ逃げ ~うつになったので全力で逃げてみた話~』
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