10月28日(月) 2:30
ここでは、ネクステージによる「はじめての愛車」に関する調査をもとに、新車・中古車を購入した人が何を決め手にしていたかを紹介します。新車を購入した人の主な決め手は表1の通りです。
表1
故障やトラブルの不安が少ない | 27.2% |
長く乗るつもりだから | 22.4% |
「新車」という満足感 | 21.3% |
購入時の保証が充実 | 8.0% |
内装やオプションなどを自分好みにできる | 6.7% |
※ネクステージ「「はじめての愛車」に関する調査」より筆者作成
中古車を購入した人の主な決め手は表2の通りです。
表2
新車より割安感があった | 26.6% |
はじめての車でぶつける心配があった | 23.3% |
ほしい車種の新車は予算的に厳しい | 21.8% |
車がすぐに必要だった | 11.8% |
中古車でも故障やトラブルの不安は感じない | 8.1% |
※ネクステージ「「はじめての愛車」に関する調査」より筆者作成
新車を購入する人は、安全性や長く乗ることを意識している傾向があるようです。一方、中古車を購入する人の大半は、価格で選ぶ傾向があるようです。
ここでは、新車を購入する際のメリットとデメリットを紹介します。どちらが自分の家庭に合うか参考にしてみてください。
新車を購入するメリットの一つは、税金の優遇措置が挙げられます。新車登録時や、2年目以降の自動車税が減税されるため、長期的にみると節税効果を得られる可能性があります。また、環境性能割(旧自動車取得税)が非課税となるケースもあり、燃費のよいエコカーを選ぶと、さらに経済的メリットが生まれる場合もあります。
ほかにも、新車を購入して数年以内に売却すると高値で買い取ってもらえる可能性があります。中古車市場では、年数が経っていない車の需要が高く、人気車種であればさらに査定額がプラスになることも少なくありません。新車購入は初期費用が高くても、将来的なリセールバリューを見込める点が魅力です。
新車購入には車両本体価格以外にも、初期登録に諸費用やオプション費用がかかるため、トータルの費用は中古車よりも高くなる傾向があります。また、最初の車検は3年後に控えており、その際には自賠責保険料や自動車重量税も3年分必要です。
新車を購入する際は、予算をしっかりと計算しなければ新車購入が家計の大きな負担になってしまうおそれがあります。また、初期費用だけでなく、長期的な維持費も含めて計画を立てることが大切です。
ここでは、中古車の購入を検討する際に知っておきたいメリットとデメリットを紹介します。自分や家族のニーズに合った車選びをできるようにしましょう。
中古車を購入する最大のメリットは、車両本体価格が新車に比べて安い傾向がある点です。中古車であれば、同じ金額で新車よりも高いグレードの車を選べる可能性もあるでしょう。
例えば、アルファードのような人気のある車種でも、中古車ならお得に手に入れられる可能性があります。走行距離や年式により、コストパフォーマンスの高い車が手に入るかもしれません。
中古車はもともと価格が安く設定されているため、販売店側としても大幅な値引きはしにくいのが現実のようです。車両本体価格の交渉よりも、諸費用のカットやオプションの無料提供を求めるなど、別の項目で交渉を行うとよいでしょう。
新車・中古車のどちらを選ぶかは、車の使い方や予算、ライフスタイルに大きく左右されます。最終的には、家族のニーズや将来的なライフプランを見据えた上で、最もバランスの取れた選択をすることが大切です。新車・中古車それぞれの特徴をしっかり理解し、納得のいく車選びをしましょう。
ネクステージ「はじめての愛車」に関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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