今夏、2024年パリオリンピック（以下、パリ五輪）でも大きな話題となった“ブレイキン”の大会「KOSÉ BREAKING FES（コーセーブレイキンフェス）」が10月 27日、東京・渋谷の新スポットShibuya Sakura Stageにて開催された。

本大会は高校生以上の「2on2」部門、中学生以下の「1on1」部門が設けられ、当日午前中に行われた予選を勝ち抜いた猛者に加え、2on2部門にはゲストダンサーとしてパリ五輪・日本代表のShigekix、AYUMI。パリ五輪男子ブレイキンの金メダリストPhil Wizard、銅メダリストのVictor、さらにはMennoやStripesら世界のトップブレイカーも参戦。そんな豪華な顔ぶれを一目見ようと、会場には早々から多くのファンが集まり、大きな熱気で溢れかえっていた。

DJ KOCO a.k.a. SHIMOKITAのオリジナルショーケースで幕を開け、まずは2on2部門のベスト16、計８試合がスタート。最初に登場したのはShigekix・ISSEI。猛烈なパフォーマンスでバトルを制し、その他のゲストダンサーチームも順当に勝ち抜く中、ベスト８では予選を勝ち抜いてきた九州男児CREWがAYUMI・ISSINを破るジャイアントキリングが。



そして、ベスト4ではShigekix・ISSEIとMenno・Stripes、Victor・Phil Wizardと九州男児CREWが激突。両試合ともワールドクラスのバトルでオーディエンスを魅了し、決勝にはMenno・Stripes、そしてVictor・Phil Wizardの海外勢が勝ち進んだ。



一方、1on1ではキッズたちが奮闘。大人顔負けのハイパフォーマンスで観客の度肝を抜き、どのバトルも終了後には大きな拍手が。そして、決勝はRenrenとHAJIMEが相まみえ、見事Renrenが勝利した。



2on2、1on1の他、この日はスペシャルエキシビションとしてD.LEAGUEに参加するプロブレイキンチーム「KOSÉ 8ROCKS」とShigekix擁する「Ⅻ After Ours」のクルーバトルも行われ、プロの妙技、クルーならではの至極のコンビネーションに大観衆が酔いしれた。



そして、ファイナルバトル2on2の決勝は、ダイナミックかつスキルフルなパフォーマンスの連続で終始会場は大熱狂。壮絶なバトルが繰り広げられる中、試合を制したのはMenno・Stripes。パリ五輪メダリストチームを下し、優勝賞金100万円をゲットした。



本戦終了後、優勝したMennoは本大会を振り返り「すごいラインナップで観客の反応も素晴らしかった。日本に来れてよかった」とコメント。



一方、Shigekixは「このカルチャー、今のムーブメントはすごく素晴らしいと感じているし、今後も渋谷、東京、日本から世界に広がっていくと思う。引き続きブレイキンを楽しんでもらえたら嬉しい」とブレイキンのさらなる広がりに期待を寄せていた。

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