TBSは、HECE Medyaを介してトルコの制作会社FABRİKA YAPIMとドラマ「愛なんていらねえよ、夏」「砂の塔知りすぎた隣人」のリメイクオプション契約を締結した。この契約により、両作品はドラマ大国トルコでの現地放送を目指し、作品開発が開始される。
「愛なんていらねえよ、夏」は、「トリック」シリーズなどの堤幸彦が演出を手掛け、渡部篤郎と広末涼子が主演し、話題を呼んだ異色のラブストーリー。脚本はラブストーリーに定評のある龍居由佳里が担当。金だけを信じる冷徹な売れっ子ホストと、父親から愛情を受けずに心を閉ざした盲目の令嬢が、次第に愛の存在に気付いていく物語が反響を呼んだ。トルコにおけるリメイクオプション契約は2社目。すでに韓国では映画及びドラマ化された実績があり、今度こそトルコ現地版放送が実現するのか、今後の動向に注目が集まる。
「砂の塔知りすぎた隣人」は、セレブたちが独自のルールで支配するタワーマンションに引っ越した主婦と主人公を不気味に監視する謎の隣人など、彼女の周りで起きる謎の連続幼児失踪事件を描いたオリジナルサスペンスドラマ。菅野美穂が主演し、池田奈津子が脚本を担当し、最後まで目が離せない展開が視聴者の間で話題とった。
2作品のリメイク権を獲得したトルコのFABRİKA YAPIMは、2015年に設立され、トルコの視聴者の共感を呼ぶ作品を多数制作してきた実績を持っている。CEOであるÖner Arslanel氏は次のように述べている。
「今回TBSと協業できることに大変興奮しています。『愛なんていらねえよ、夏』及び『砂の塔知りすぎた隣人』の2作品は女性がリードする力強い物語であり、トルコの視聴者の深い共感を呼ぶと信じています。本契約をきっかけに、今後もTBSと一緒に、さらに多くの感動的な作品をトルコの視聴者に発信していくことを楽しみにしています」
また、本契約のパートナーであるHECE MedyaのCeren Ergenekon氏は「TBSグループの多くの影響力のある作品をトルコの人々に紹介するのを楽しみにしています。FABRİKA YAPIMのユニークなストーリーテリングの手法と、TBSの巧妙に作りこまれた物語の融合はトルコ、そして世界中の視聴者を魅了すると思います。今回2社の協業をサポートできたことを大変喜ばしく思っております」と述べている。
TBSグローバルビジネス局グローバル営業開発部長・深井純氏は、「今回HECE Medyaを通じて、FABRİKA YAPIM社との契約が成立したことを大変嬉しく思います。ドラマ大国トルコで TBSの人気ドラマの現地版が放送される日を心から楽しみにしております」とコメントを寄せた。
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