10月28日(月) 10:00
エアコンのフィルター掃除と室外機の日よけ対策を行えば、電気代の大幅な節約が期待できます。フィルターの掃除は2週間に1度行うことが推奨されています。フィルターが目詰まりするとエアコンの効率が落ち、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力が上昇するそうです。フィルターを清潔に保つだけで、年間を通じてかなりの省エネ効果が得られるでしょう。
また、一般社団法人省エネ推進協議会の発表によると、室外機に日除けを設置すると冷却効率が向上し、約10~15%の省エネ効果が期待できます。フィルター掃除と室外機の日よけ対策を組み合わせると消費電力を合計で約20%削減できる可能性があり、電気代も2割ほど節約できるでしょう。
エアコンを効果的に運用するためには、定期的な掃除が欠かせません。フィルター掃除を怠ると、冷暖房の効率が悪くなり、余計な電力を消費します。エアコンの吹き出し口や室外機の掃除を行うことで、さらに効率的な運転が可能となり、トータルで大きな節約効果が期待できるでしょう。
エアコンのフィルターを掃除する際は、必ずエアコンの電源を切り、漏電を防ぐために電源プラグをコンセントから抜きましょう。次に、エアコン本体の上に溜まったホコリが舞い散らないようにハンディモップで軽く拭き取ります。
そのあと、エアコンの取り扱い説明書を確認してフロントパネルを開け、フィルターを取り出しましょう。もし、フィルターに大量のホコリがついている場合は、取り出す前に掃除機を使ってホコリを吸い取るのがおすすめです。
フィルターを取り外したら、正面から掃除機をかけてホコリを吸い取ります。掃除機で取りきれない細かいホコリがあれば、シャワーの水圧で流してください。
フィルターの裏面からシャワーを当てるのがポイントです。ホコリが残る場合は水で薄めた台所用洗剤を少量使い、柔らかいブラシで優しくこすりながら汚れを落としましょう。洗剤を使えばフィルターを傷めず、しつこい汚れを取り除けます。
ホコリがきれいに取れた後はフィルターをタオルで挟み、しっかりと水気を拭き取りましょう。タオルを使って優しく押しながら水を拭き取ると、乾燥時間の短縮が可能です。水気を取り終えたら、フィルターを立てかけて十分に乾燥させてください。フィルターが完全に乾いたら、エアコンに戻します。
フィルターを外した状態で、ハンディモップを使って、送風ファン周辺や内部のホコリを軽く取り除きましょう。ただし、内部の精密な部分に関しては、無理に掃除するのは避けるべきです。エアコンの送風ファンや熱交換器に付着しているホコリを吸い取る際も、目に見える範囲だけを軽く掃除機で掃除する程度に留めてください。
エアコンの室外機は、定期的に点検や掃除をすることで消費電力を抑える効果が期待できます。室外機の周辺や内部にゴミが溜まっていたり、異音がしたりする場合は、掃除が必要なサインです。また、室外機の周りに動物の糞が落ちていることもあるため、定期的に清掃してください。
なお、室外機の内部にはフィンと呼ばれる熱交換器やファンがあり、ゴミが溜まるとエアコンの効率が落ちてしまいます。電気代がかさむ原因となるため、目に見える範囲でゴミやホコリを掃除機で吸い取りましょう。
エアコンのフィルターや室外機を定期的に掃除すれば、電気代の節約に大きく貢献します。フィルターの汚れを取り除くだけでも、冷暖房の効率が向上し消費電力を抑えられるでしょう。
また、室外機に日よけを設置すると冷却効果が高まり、約10%から15%の節電が期待できます。さらに、掃除と日よけ対策を組み合わせることで約20%の節電が可能です。手軽にできる対策を実践して賢く電気代を削減しましょう。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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