【写真】闇バイトに手を染めた若者を熱演する曽田陵介
遠藤憲一主演ドラマ「民王RInspired by 池井戸潤」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)第2話が10月29日(火)に放送される。
■総理大臣が誰かと“ランダム”に入れ替わる奇想天外ストーリー
同ドラマは、「半沢直樹」シリーズや「下町ロケット」シリーズ、「ハヤブサ消防団」などで知られる作家・池井戸潤の「民王」にインスパイアされた作品となっている。前作である2015年放送のドラマ「民王」では、遠藤演じる現職総理大臣・武藤泰山と、“未曾有”(みぞう)を“みぞうゆう”と読んでしまうほどおバカな息子・翔(菅田将暉)の心と体が入れ替わるという珍事が時にシニカルに、時にハートフルに描かれた。
今作の「民王R」では、再び総理大臣の座に就くことになった泰山(遠藤)がまたしても入れ替わりの事態に見舞われることに。しかも今度の入れ替わり対象は全国民。毎話、総理大臣が国民の誰かとランダムに入れ替わってしまうというストーリーが展開していく。
泰山の書生であり政治に対して無垢で無知なピュア人間・田中丸一郎太役をなにわ男子・大橋和也が、泰山の新たな公設第一秘書・冴島優佳役をあの、警視庁公安部所属の猫田マモル役を山時聡真、絶大な諜報能力と格闘能力を有する優秀な警察官・新田理役を山内圭哉、武藤内閣の内閣官房長官・狩屋孝司役を金田明夫が務める。
■武藤泰山(遠藤憲一)をまたしても入れ替わりが襲う第2話あらすじ
第1話で、引退を間近に控えながらも、派閥のドンである二木正一(岸部一徳)からの要請で、再び総理大臣の座に就くことになった武藤泰山(遠藤憲一)。しかしその矢先に入れ替わりが発生。新たに秘書となった冴島優佳(あの)と中身が入れ替わってしまったのだ。なんとか元に戻った2人だったが、公安の新田理(山内圭哉)、猫田マモル(山時聡真)の調べによると、今回の入れ替わり対象は「全国民」だという――こうして再び未曾有のテロに巻き込まれることになった泰山を次なる入れ替わりが襲う。
第2話では――
総理執務室で頭痛に見舞われた泰山は、気がつくとどこかの山中でシャベルを片手に立っていた。目の前には両手を縛られ頭から血を流して、ぐったりと木にもたれかかる1人の男――「まさか俺は、殺人犯と入れ替わってしまったのか!?」――周囲を強面の男たちに囲まれていることに気付いた泰山は、シャベルを投げ捨て、一目散に逃げ出す。
その頃、泰山と入れ替わった木下直樹(曽田陵介)は、狩屋孝司=カリヤン(金田明夫)、田中丸一郎太(大橋和也)、優佳らと入れ替わりの対策本部にいた。よもや目の前にいる泰山の中身が別人だとは思いもしない田中丸らだったが、何を言われても「ああ…」としか返答しない泰山に業を煮やす。
一方、追っ手から逃れた泰山(外見は木下、中身は泰山)は、無一文な上に連絡手段も見つからぬまま、ひたすら総理官邸を目指して走り続けていた。
ーーという物語が描かれる。
■「今さら普通のやり方で人生成功させるとか無理ゲーなんで」
公式サイトなどで見ることができる予告動画は、顔は血まみれ&後ろ手に縛られた男がゆっくりと倒れるサスペンスフルな映像が映し出される。
また、泰山の姿になった木下が、「割のいいバイトがあるって…」と呟き、田中丸から「完全に闇バイトじゃないですか」と言われる姿や、「今さら普通のやり方で人生成功させるとか無理ゲーなんで」と、未来に夢を持てないようで、やる気のなさそうにボソボソと話す様子も。
しかし次の瞬間「お前の人生、立て直してやろうじゃないか!」と、木下(中身は泰山)が威勢よく、泰山(中身は木下)に向かって叫ぶシーンに切り替わる。そして、木下(中身は泰山)は、朝は新聞配達、昼はデリバリー、夕方からはファミレス…とがむしゃらに働き始める。泰山は、若者の苦悩を身をもって知ろうと考えたのだ。一方、泰山として政治の場に現れた木下もまた、「それで本当に若い世代が笑顔になるんでしょうか?」と真摯な思いをぶつける。
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