10月28日(月) 5:20
メーカー希望小売価格とは、製造元であるメーカーが「このくらいの価格で販売してほしい」と、目安として設定する価格です。市場の動向や製造コストを考慮して決められますが、あくまで希望に過ぎません。
小売店がこの価格で売る義務はなく、実際には値下げや値上げが行われるケースもあります。そのため、販売価格がメーカー希望小売価格を下回ることも多く、消費者は得した気分を感じられる場合があるでしょう。
定価とは、製造元が設定した「変更できない販売価格」のことです。小売店は定価で消費者に提供することが求められます。
しかし、業者間の自由な競争が妨げられるとして、日本の独占禁止法では、原則として定価制度は認められていません。例外的に、書籍・雑誌・新聞・音楽ソフトなどのメディア商品やたばこに関しては認められています。
オープン価格とは、メーカーが小売店への卸値を設定し、実際の販売価格は小売店に任せるという価格設定の方式です。オープン価格では、メーカーは具体的な小売価格を提示しないため、店舗ごとに価格が異なる場合があります。
参考小売価格とは、メーカーや製造業者が公式サイト以外で発表している目安の価格です。主に小売店での販売価格を設定するための参考として使われますが、場合によってはセット販売や送料、追加料金を含んだ価格が表示されるケースもあります。
また、並行輸入品や逆輸入品においても、参考小売価格が提示されることがあるようです。
ここでは、パソコンを賢くお得に購入するためのポイントを紹介します。
価格比較サイトを利用すれば、複数の小売店での価格を簡単に確認できます。人気のパソコンや周辺機器の価格を一目で比較でき、最もお得な価格で購入できる可能性があります。また、価格の変動を追跡できる機能がついているサイトもあるため、購入タイミングを見極める際にも役立つと考えられます。
季節ごとのセールやキャンペーンでは、パソコンをお得に購入するチャンスだとされています。また、クレジットカードのポイント還元などを利用すると、さらにお得に購入できる可能性もあります。
公式サイトでの購入は、価格がほかの通販サイトより高めになる場合がありますが、アフターサービスや保証内容が充実している傾向です。特にパソコンのような高額商品は、購入後の安心感やサポートが大切です。
公式サイトでは、カスタマイズオプションや追加保証などの特典も提供されているケースがあるため、公式サイトならではのメリットを考慮して購入を検討するのもよいでしょう。
「メーカー希望小売価格」と「定価」の違いを理解しておくと、パソコンを含む高額商品を購入する際に役立つ可能性があります。希望小売価格はあくまで目安であり、法的な拘束力はありません。
そのため、通販サイトでは希望小売価格よりも安く購入できるケースも多くあります。一方、公式サイトでの購入には充実したアフターサービスや保証がつくメリットもあります。価格比較サイトやキャンペーンなどを活用し、適切な購入タイミングを見極めて、お得にパソコンを購入しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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