イラストレーターのナガノ氏の人気キャラクター「ちいかわ」のパン屋「ちいかわベーカリー」のオープンを翌日にひかえた10月28日、マスコミ向けの内覧会が行われた。
10月29日に東急プラザ表参道「オモカド」3階にグランドオープンする同店は、キャラクターモチーフのパンやオリジナルグッズを販売する常設店。店舗デザインは、ピンクベースの内装に、同店ための描き下ろしイラストを随所に使用している。
店舗のエントランスはちいかわの顔型になっており、店内に入ると、ピンクの煙突が印象的なかまどのオブジェがお出迎え。かまどのオブジェの横には、パン屋の店員に扮したちいかわ、ハチワレ、うさぎの立体オブジェが縦型に配置されている。このほかにも、店内にはキャラクターの立体オブジェが随所にあり、天井を見上げるとかごに乗ったモモンガと古本屋が向かい合い、パン売り場の横のカウンターにはカブトムシが座り、売り場の壁には“あの子”の姿もある(あの子は立体ではなく壁にプリントされている)。
さらに、店内奥ではラッコが瞳をキラキラさせながらパンをほおばり、会計前のテーブルには「シュワ(ドリンク)」を手にしたくりまんじゅうが座っている。また、ちいかわのポシェットやさすまた、捕らえられた三ツ星も設置されている。
パンメニューは、カスタード、チョコレート、キャラメルクリームがつまったキャラクターのフェイス型パン、フェイス型クッキーとクリームをサンドしたソフトフランス、はちみつと生クリームが練りこまれた「ちいかわ食パン」などがラインナップされ、食べ応えたっぷりの「ちいかわコロッケバーガー」、「ちいかわ」おなじみのラーメン「郎」をイメージした「郎パン」という個性的なメニューもある。
ちなみに「郎パン」の売り場は、屋台のようなセットが組まれ、屋台の中には“店主”シーサーの姿。立体オブジェのシーサーの横には寸胴鍋やお玉などのセットもあり、本物の屋台さながらの完成度となっている。
このほか、フェイス型クッキーとチョコレートでデコレーションした「モモンガコロネ」「古本屋コロネ」、ほんのりはちみつ風味とアーモンドプラリネの食感がポイントの「カブトムシワッフル」、栗あんのつまった「くりまんじゅうパン」など、ちいかわ、はちわれ、うさぎ以外のキャラクターにスポットを当てたパンがあるのもうれしいポイント。
また同店のパンは、2026年にフランス・ユーロパンで開催されるパン職人の世界大会「Coupe du Monde de la Boulangerie 2026」の飾りパン部門に日本代表選手として参加する、合同会社HIJライブラリ代表でベーカリー2店舗のオーナーシェフである澤田淳一氏の指導のもと作り上げている。
同展で大きなスペースを占めているのがオリジナルグッズのコーナー。フロア中央はほぼすべてグッズ売り場となっており、そのなかでも内覧会で注目を集めていたのは「パンみたいなもちもちマスコット」。こんがり焼けたパンのようになったキャラクターの顔型のマスコットで、さわるとふかふかで触り心地もパンのよう。このほか、クッキー缶、素焼きコースター、木蓋付き保冷・保温タンブラー、ワンプッシュボトル、撥水マグカップ、ジャガードハンドタオル、ランチ巾着、ランチョンマット、ランチトートバッグ、エコバッグ、Tシャツ、トートバッグ、サコッシュなど幅広く取り扱う。
■「ちいかわベーカリー」店舗概要
【オープン】10月29日
【所在地】東京都渋谷区神宮前4丁目30-3 東急プラザ表参道「オモカド」3階
【営業時間】午前11時~午後8時
【年間休日】 不定休
(営業時間はカフェ公式サイトを確認)
【延べ面積(総面積)】 61.22坪
【予約方法】カフェ公式サイト(https://chiikawabakery.jp)を確認
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