10月28日(月) 4:40
自炊の頻度を多くしたものの、食費が高くなるとモチベーションも下がるでしょう。食費が高くなる原因としては、以下のようなものがあります。
・食材の価格を気にせずに購入している
・買い物に行く頻度が多い
・食事を作り置きしていない
自炊すれば必ず節約になるわけではないため、食費が高いと感じる方は上記3つの原因を意識して改善することが大切です。
なお、食費は1ヶ月の収入に対して、10%~15%が理想といわれています。例えば、収入が25万円の場合、食費は2万5000円~3万7500円を目安にするとよいでしょう。自炊しているのに出費が多いとお悩みの方は、一度家計を見直すことをおすすめします。
食費が高くなってしまう原因が分かったところで、出費をおさえるための方法を見てみましょう。食費をおさえる具体的な方法やコツは、以下の通りです。
・毎月の食費予算を決める
・複数のスーパーなどを比べ、なるべく安い食材を選ぶ
・買い物に行く頻度を週に1回~2回におさえる
・食事の作り置きをする
1ヶ月に使用できる食費の額を決め、こまめに残高を確認することで節約できます。食材を購入する際は、複数店舗の価格を比べたうえで、なるべく安く調達しましょう。買い物に行く頻度を週1回~2回におさえることで、必要のない食材の購入や、食費の無駄遣いを防げます。
また、作り置きは食費の節約になるだけでなく、料理の手間や時間の削減にもつながるため、忙しいときに便利です。作り置きした料理は冷凍庫で保存しておけば、食べるときに電子レンジで温めるだけのため、時短効果があります。
ほかにも、週の初めに「作るメニューと食べる曜日、購入する商品の量と予算」を計画することで食費を予算内におさえられるため、節約になるでしょう。
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2023年」によると、単身かつ勤労者世帯の平均食費は、1ヶ月あたり4万3617円とのことです。
なお、同調査によると、単身かつ勤労者世帯の月収(実収入)平均額は、35万7913円となっています。平均月収の10%~15%は約3万5791円~5万3687円のため、前述した単身勤労者世帯における1ヶ月分の平均食費は、理想的な数値だといえるでしょう。
上記平均値よりも食費が高い方は、節約できるところがないか確認してみましょう。
1ヶ月の食費は、月収の10%~15%にあたる金額が理想とされています。食費をおさえるためには、「自炊を計画的に行う」など、今回ご紹介した4つの方法が効果的です。1ヶ月あたりの予算を決めて、計画的に買い物や自炊、作り置きをすることで、食費の削減が期待できるでしょう。
また、自炊によって食費を節約することで、浮いたお金をほかのことに使用できます。浮いた食費を何に使うのか決めておくと、節約のモチベーションが上がるかもしれません。食費の節約でお悩みの方は、ぜひ意識してみてください。
e-Stat政府統計の総合窓口 家計調査(家計収支編) 単身世帯 年報 年次 2023年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号1-2 時系列-収入・支出(実数,実質増減率)-2016年~2023年 勤労者世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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