10月27日(日) 19:00
ボール部門ではタイトリストの『プロV1』が1位であることに変動はない。ただし、10月に入ってからHONMA『D-1』が3週連続で2位。今年春にリニューアルした『D-1』は、なかなかトップ3入りしなかったが、秋に入ってから売り上げを伸ばしてきた。その要因をPGAツアースーパーストア つくば学園東大通り店の谷合信俊さんに聞いた。
未発表のタイトリストの『プロV1』ボールの評価はどうなの?【写真】
「ロングセラーになっている『D-1』シリーズですが、前作は少し勢いがなかったかもしれません。でも今年発売された新『D-1』は1ダース200円くらい安くなったことで、『D-1』の魅力であるコストパフォーマンスの良さがあらためて評価されました。それが売り上げにつながったと思います。今年の春頃はまだ前作のボールが店頭に並んでいたのですが、新『D-1』に入れ変わってからは徐々に勢いを取り戻しており、当店でも『プロV1シリーズ』に次ぐ人気を誇っています」
1位の『プロV1シリーズ』については?
「ツアーボールの中でも価格は高いほうですが、それでも人気はNo.1。消耗品でもあるボールでは固定ファンが多いブランドは強いですが、他のツアーボールと比較しても『プロV1シリーズ』を使い続けているゴルファーは圧倒的に多い。ただ、最新の傾向としては第3のプロV1と言われた『プロV1x レフトダッシュ』の売上げが伸びています。当店では『プロV1』『プロV1x』『プロV1xレフトダッシュ』の売り上げはほとんど同数に近くなってきました。今まで『プロV1』『プロV1x』を使っていた人が『プロV1xレフトダッシュ』を試して気に入るパターンが増えています」
ちなみに米PGAツアーのフォールシリーズや日本で開催された『ZOZOチャンピオンシップ』では、来年発売されるであろう2025年モデルの『プロV1』『プロV1x』がデビュー。すでにPGAツアーでは20人以上の選手が新ボールにスイッチしていて、日本勢ではZOZOで6位タイに入った杉浦悠太をはじめ、小平智、岩田寛も投入している。小平は「以前のボールよりも打感が少し柔らかくなった感じ。スピン量が増えたようにも感じています。だからといって、距離が落ちているわけでもなく、違和感がない。いい傾向だと思う」と新モデルを高く評価していた。
新モデルが発売されれば、さらに『プロV1シリーズ』は勢いを増しそうだ。
【ボール売り上げランキングトップ3】
1位タイトリスト プロV1
2位本間ゴルフ D-1
3位ブリヂストン ツアーB XS
※データ提供:矢野経済研究所、10月14日~10月20日のデータ
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