巨匠リドリー・スコットが製作総指揮を務め、北米興収は1億ドルを突破。全世界興収も3億5000万ドルを超えるヒットを記録した『エイリアン:ロムルス』(公開中)の続編企画が早くも進行中であることがわかった。「The Hollywood Reporter(THR)」が報じている。
【写真を見る】続編は、生存者たちのその後を描く物語に?「エイリアンが登場することは決まっている」
「ドント・ブリーズ」シリーズのフェデ・アルバレス監督がメガホンをとり、『エイリアン』(79)の“その後”の物語が描かれた『エイリアン:ロムルス』。同作の製作会社である20世紀スタジオのスティーヴ・アズベル会長は「THR」のインタビューでシリーズの今後について訊かれると、「現在まさに続編のアイデアを練っているところです」と明言。
また「フェデとの契約は近日中に完了することでしょう」とアルバレス監督の続投を明かした上で、「エイリアンが登場することは決まっている。私は今回の生存者たちに魅了されたので、彼らの今後の物語がどうなるのか観てみたいですね」と、『ロムルス』の生存者たちにフォーカスした物語になることを示唆した。現時点で『エイリアン:ロムルス』の続編の公開時期や制作時期など詳細は未定。「エイリアン」シリーズの次回作としては、第1作の前日譚が描かれるドラマシリーズ「Alien: Earth」が、2025年に北米配信を控えている。
一方、同じインタビューのなかでアズベルは「プレデター」シリーズについても言及。前作『プレデター:ザ・プレイ』(22)のダン・トラクテンバーグ監督が続投するシリーズ最新作『Predator: Badlands』が2025年11月7日(金)に北米公開されることが発表されたばかりだが、同作の他にもう一本、トラクテンバーグ監督がメガホンをとる“極秘のプレデター映画”を進めているのだとか。
その流れでインタビュアーから「いずれまた『エイリアンVS.プレデター』をやる予定は?」と訊かれたアズベルは「おそらく」と回答。「やるとするならば、以前のようなかたちではなく、有機的に作り上げられた二つのフランチャイズのキャラクターたちが組み合わさることになるが、いまはまだその段階には至っていないと思います」とコメントした。
それぞれ拡大を続ける両シリーズが、ふたたび交わることになるのか。今後の動向から目が離せない!
文/久保田 和馬
【関連記事】
・
【ネタバレあり】あなたはいくつ気づいた?『エイリアン:ロムルス』にちりばめられたイースターエッグの数々
・
『エイリアン:ロムルス』デジタルに頼らないリアルな恐怖を追求した特別メイキング映像
・
『エイリアン:ロムルス』が2位に初登場!ラージフォーマットとの親和性の高さがヒットの決め手に
・
シリーズファンを魅了し、恐怖を植え付けてきた美しき最強の究極生物…“エイリアン”10種を紹介
・
生命体と機械が融合したかのようなグロ美しさ…ゼノモーフの造形を『エイリアン:ロムルス』のフィギュアで再確認!
・
「エイリアン史上最高の出来栄え」「美しさすら覚えた!」全米大ヒットの『エイリアン:ロムルス』はやっぱりすごかった‥!