私はショウコ。夫と、娘のメイと3人で暮らしています。私は事情があって、若いころに水商売の世界に飛び込みました。この仕事が性に合っていて、子どもができた今でも自分なりのやりがいを持って続けています。夜の仕事なので、夫の仕事が忙しいときには近居の母にメイのお世話をしてもらうこともしばしば。4人で力を合わせる生活は、幸せでいっぱいです。ですがそんなある日、メイの幼稚園で私はなぜか無視をされるように。何かしてしまったのでしょうか……？

ある日のこと。私はいつものようにメイを連れて幼稚園に行きました。しかしなんだか様子が変です……。いつもは挨拶を返してくれるママたちが、なぜかみんな逃げていきます。よく見ると、なんだかみんな私のほうを見てコソコソ、ヒソヒソ。勘違いでもなく、確実に避けられています。

突然のことに困惑していましたが、私はすぐに「原因」を見つけました。

大声で話しているのは、メイと同じクラスのエイミちゃんのママでした。挨拶をしてもいつも返事すらしてくれないママ。最初は「聞こえなかったのかな」と思っていましたが、必ず無視されるので、「合わないのだろう」と考えていました。


もちろん、水商売に対する偏見があることは私も知っています。それもある程度しょうがないと思いつつ、自分なりの誇りを持って、子どもが生まれたあとも働いてきたつもりでした。家族も理解してくれています。
けれど、同じクラスのエイミちゃんママは、私のことを完全に見下した様子で言いふらしています。
しかもその内容は誇張されていて、思わず「なんでそんなことを言われないといけないの？」と言い返したくなるようなものでした。

【第2話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・吉田ぱんだ編集・みやび

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