10月26日(土) 10:00
<ZOZOチャンピオンシップ2日目◇25日◇アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>
日本勢2位のトータル6アンダー・13位タイで2日目を終えたのは、5バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「68」で回った金谷拓実。「前半にいいプレーができて、途中はミスもありましたが、しっかりいいプレーはできたかなと思います」と一日を振り返った。
この日はインからのスタート。出だしをパーとすると、11番パー4(486ヤード)でおよそワンピンの距離のパットを沈めてバーディを先行させた。15番パー4ではティショットが右に飛んだが、ボールは右のファーストカットで止まる。そこからチャンスにつけてバーディパットを沈めた。
いい流れかと思いきや、次の16番パー3でティショットを打ったあとにゆっくりとクラブヘッドを地面に落として下を向いた。同ホールは初日にグリーンの右に外してボギー。この日はピン左13メートルに乗せて、3パットを喫し連日のボギーとしてしまったが、それでも表情は変わらない。冷静さを失わず、17番に向かった。
16番で左に打ち出し、その流れが17番でも続いてしまった。ティショットはフェアウェイ中央に置くも、2打目がグリーン左にある大型テントの方向へ。ボールは近くまで転がり、救済を受けた。砲台グリーンでピンはエッジから近い。ゆるい左足下がりのラフからおよそ15ヤード、ボールを高く上げると、エッジ先に落としてピン1メートルに寄せた。ピンチをしのぐ見事なパーセーブで18番のバーディへとつなげた。
後半は3番でもティショットを左に曲げてカート道路の外側に。左足下がり、つま先下がりと難しいライからアプローチミスで乗らず。2度目のアプローチはカップの横を通過したが2パットのダブルボギーを喫し、前半の貯金をはき出してしまった。しかし「ダボのあとにバーディが2つ取れたので、良かったと思います」とその後は6番、最終9番でバーディを奪取。2つスコアを伸ばして、上位をキープした。
ショットの面で苦戦するシーンはあったが、ショートゲームでしっかりとリカバー。今年のパーキープ率『89.98%』で1位に立っている小技でしのぎ、露水は最小限。今週のグリーンは13フィートと高速で、ラフはそこまで長くないもののボールがスッポリと埋まり打ちにくい。そんなコンディションにも持ち味で立ち向かい、残り2日で首位を追っていく。(文・高木彩音)