10月26日(土) 4:40
NTT東日本・西日本では、未使用のテレホンカードを固定電話の支払いに利用できるとしています。
対象となるテレホンカードは500円または1000円の未使用のものです。3000円や5000円のテレホンカードをお持ちの場合は、「テレホンカード交換センター」で500円または1000円に交換すると、固定電話の支払いに利用できます。
テレホンカードでの支払いの対象となる通話料金は表1の通りです。なお、ひかり電話オフィスA(エース)は対象外となります。
表1
加入電話 | ISDN |
ひかり電話
ひかり電話ネクスト ひかり電話オフィスタイプ |
|
---|---|---|---|
国内通話料(県内・県間) | 〇 | 〇 | 〇 |
携帯電話への通話料 | 〇 | 〇 | 〇 |
国際通話料 | 〇 | 〇 | 〇 |
出典:NTT東日本「テレホンカードによる通話料金のお支払いについて」、NTT西日本「テレホンカードによる電話料金のお支払いについて」を基に筆者作成
テレホンカードを通話料金の支払いに利用したい場合は、ホームページから申込書や送付先宛名ラベルをダウンロードし、印刷したものに必要事項を記入して未使用のテレホンカードとともにNTT東日本・西日本それぞれの送付先に郵送しましょう。
未使用のテレホンカードの寄付を受け付けているNPO団体などもあります。
例えば、認定NPO法人大阪精神医療人権センターでは、面会や外出が制限されている入院患者へ配布するためのテレホンカードの寄付を受け付けています。
また、テレホンカードの買取代金を支援金としてNPO・NGO団体に届ける活動を行っている企業もあるようです。寄付までの流れや送付先については、各ホームページで確認するとよいでしょう。
不用品の買取業者の中には、テレホンカードの買い取りに対応しているところもあります。実際の買い取り実績をチェックしてみると、300円台や800円台など、数百円で買い取りしているテレホンカードもあれば、1万円以上の値打ちがついているものもあるようです。
テレホンカードは、保存状態がよくて保証書や付属品がそろっているもの、流通量が少ないものなどが高価買取の対象になりやすいため、自宅に眠っているテレホンカードの状態や希少価値などを確認してみるとよいでしょう。
また、ほかにも買い取りに出したいものがあれば、まとめて依頼した方が査定額の上乗せにつながりやすくなるのでおすすめです。
公衆電話を使用する機会がほとんどなくなった今、何十年も前のテレホンカードを発見しても「使い道がない」とあきらめる人もいるかもしれません。
しかし、実は未使用のテレホンカードはNTT東日本・西日本の通話料金の支払いに利用できる場合があります。処分してしまう前に、詳しく確認してみるとよいでしょう。
また、寄付したり買い取りに出したりする活用方法もあります。ものによってはプレミア価格がつく可能性もあるため、検討してみることをおすすめします。
東日本電信電話株式会社 NTT東日本 テレホンカードによる通話料金のお支払いについて
西日本電信電話株式会社 NTT西日本 テレホンカードによる電話料金のお支払いについて
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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