「アメリカから撤退しない」 吉田優利が曲げない強い“信念”

吉田優利は今週が国内最終戦(撮影:佐々木啓)

「アメリカから撤退しない」 吉田優利が曲げない強い“信念”

10月26日(土) 7:19

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<樋口久子 三菱電機レディス初日◇25日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72>

今年、米国女子ツアーに主戦場を移した吉田優利だが、14試合に出場して8度の予選落ち。最高位は7月の「Danaオープン」の16位タイと苦戦した。9月の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」終了時点のポイントランキングは132位。秋のアジアシリーズの出場権を獲得することもできなかった。



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10月は国内女子ツアーに戻り、地元・千葉県で行われた「富士通レディース」は40位タイ、前週の「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」では16位タイと、こちらも思うような結果を残せていない。

11月は、米ツアーの「ロッテ選手権」(米ハワイ州)、「ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン」(米フロリダ州)に出場するため、国内戦はこの試合が今季最後の予定だ。

初日は5バーディ・1ボギーの「68」。4アンダー・9位タイで滑り出した。「パッティングの回転がきれいだったかなと思います。ここ最近の調子から言えば良かったほうかなとは思います」と振り返った。

関東圏の試合ということもあり、平日ながら多くのギャラリーが吉田の組につき、声援を送った。「本当に自分を見に来てくださる方が多いなっていうのは、実際プレーをしていて分かる。(国内ツアーは)本当にすごく好きです」と応援が力になっている。

それでも吉田の目線の先は、海の向こう側にある。「帰ってこられるタイミングがあったら出たいなと思いますけど、 自分がいま目標にしてる部分っていうのは、そこと方向が一緒かって言われると、全部が合致するわけではない。日本ツアーも好きですけど、だからといって『アメリカから撤退しますか』って言われたらそうではないので」。

11月の2試合で結果を残すことができなければ、12月に行われる米ツアーの来季出場権をかけた最終予選会(12月5~9日)に出場しなければならない。「QTに向けても調子を上げていきたいし、見に来てくれてる人もいるので、やっぱり成績も出したい。内容がすごく大事かなと思ってるので、1試合1試合しっかり納得して、次につながるようなプレーができるように」。強い信念をもって、残り2日をプレーする。(文・神吉孝昌)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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