【第1話】から読む。
前回からの続き。私はハナネです。夫のユウキと結婚して数年、娘のセイラを出産しました。義母や次姉のアイさんが優しく祝福してくれてありがたい限りです。しかし長姉のカズミさんは「男の子じゃないなんて。女の子が生まれてカワイソー」などと言いだしました。その失礼な言いぐさに私はビックリ。もともと悪意ある発言の多い人でしたが、こんなときにまで文句を言うなんて……。ユウキはすぐに通話を切ってくれましたが、私の心にはモヤモヤが残ってしまいました。

私たち夫婦はセイラが生まれたことを理由に、しばらく義実家へは帰省しないことを決めました。しかし半年後、驚きの知らせが！義実家に住むカズミさんが妊娠、しかも相手の方とは結婚せずに未婚のまま産むのだそうで……。


カズミさんは家族のLINEグループに毎日大量のメッセージを送ってきていましたが、その様子からはなんとなくマタニティハイになっているような雰囲気を感じました。出産間近になると止みましたが、予定日を過ぎても報告はなく……。


カズミさんはどうやら相手の方とは結婚せず、シングルマザーとして産む選択をしたようです。私たちは妊娠を祝福しつつも、どこか浮かれてはしゃいでいるようなカズミさんの様子が引っかかっていました。
やがて義母から無事生まれたとの連絡を受けたユウキは、カズミさんにメッセージを送りました。するとすぐにカズミさんから、ユウキのスマホに電話がかかってきたのです。「いい加減にしなさいよ」とまるで怒鳴るような大声で……。
少し離れていた私にもその声は届きました。ユウキはただ祝福のメッセージを送っただけなのです。思ってもみなかった反応に、私たちはポカンとしてしまったのでした。

【第4話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・猫田カヨ編集・井伊テレ子

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