作家スティーブン・キングの小説「キャリー」を米アマゾンが8話構成でドラマ化することがわかった。米Deadlineによれば、キングの小説を映画化した「シャイニング」の続編「ドクター・スリープ」(2019)を監督したマイク・フラナガンがショーランナーを務める。
キングの代表作のひとつに挙げられる「キャリー」は、狂信的な母親に育てられた超能力を持つ高校生の少女キャリーが、執拗なイジメに遭った末に怒りを爆発させ、惨劇を引き起こすというオカルトホラー。映画化された作品には、ブライアン・デ・パルマ監督&シシー・スペイセク主演版(1976)、キンバリー・ピアース監督&クロエ・モレッツ主演版(2013)があるほか、これまでにテレビ映画やブロードウェイミュージカルも制作されている。
キングの小説はほかにも2022年刊行の「Fairy Tale(原題)」を、ポール・グリーングラス監督(「キャプテン・フィリップス」「ジェイソン・ボーン」シリーズ)とA24がドラマ化する企画が進んでいる。また、キングが1982年にリチャード・バックマン名義で発表したSFサスペンス「バトルランナー」をエドガー・ライト監督、グレン・パウエル主演で再映画化する新作も進行中だ。
フラナガンはキングの小説をもとにした「ジェラルドのゲーム」(2017)を監督後、傑作ホラー「シャイニング」の40年後を描く続編「ドクター・スリープ」(2019)の監督に抜てきされた。また、キングの原作をトム・ヒドルストン主演で映画化した新作「ザ・ライフ・オブ・チャック(原題)」は先ごろトロント国際映画祭で観客賞を受賞。同作は米ネオンが北米配給権を獲得し、25年に全米公開が予定されている。
【作品情報】
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ドクター・スリープ
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