昨今は共働きで家事育児を分担している夫婦も多いでしょう。しかし分担するとはいっても、家事育児の負担はどうしても偏りがち。ママスタコミュニティには共働きだという投稿者さんから、旦那さんの家事育児への向き合い方についてこんな相談が寄せられました。夫婦は結婚17年目、お子さんは4人です。
『旦那は帰ってきてもご飯、お風呂を済ませるとずっと携帯を触っていて手伝ってくれません。言えば手伝いますが、最近は言うのも面倒なので自分でやっています。大変な仕事なのは理解していますし、お金を持って帰ってきてくれているし、夫婦仲も決して悪くはないので「帰ってきたときくらい休みたいよな」とも思います。
でも私は帰宅後に子どもの少年団の送迎や夕食作り、洗濯物や食器洗いをやり、夜のうちに旦那と自分のお弁当を作って寝るのは12時過ぎ。ご飯も子どもたちと私だけだったらここまで気を遣わなくていいし、旦那がかなり食べるのでおかずの用意も大変。いっそのこと養育費をもらいながら離婚して生活したほうが私の負担は減る気がして、最近毎日離婚を考えてしまいます』
旦那さんは朝5時半に出勤して20時半前後に帰宅するとのことで激務なのでしょう。ただ投稿者さんもフルタイムで働きながら、お子さんたちの用事や家事育児をすべて担っています。これまで何度か話し合ったものの、家事育児の手伝いをお願いすると嫌そうな顔をされたり機嫌が悪くなったりして、今では何も言わなくなってしまったそうです。そのため最近は、「いっそのこと離婚したほうが楽じゃない?」と思うようになっているとママたちに相談していました。
専業主婦時代は何とも思わなかったのに、共働きになって出てきた不満
『18歳で結婚して19歳で1人目を出産しました。私が働き始めたのは昨年からで、それまではずっと専業主婦だったので、家事の負担も気にならなかったんです。専業主婦なら仕方ないですが、共働きになった以上協力を求めたい。とにかく上の子たちにお金がかかっています。長女は寮費や遠征費やお小遣いで毎月15万円、次女も来年は進学が決まっていて生活費とは別に毎月30万円もかかります』
10代で1人目を出産し、すでに1人目のお子さんは寮生活を始めるなど家を出ているという投稿者さん。2人目のお子さんも来年から寮生活になることや、4人分の教育費のことなども考えて昨年から仕事を始めたそうです。専業主婦だったときには旦那さんが家事育児を手伝ってくれなくても平気だったそうですが、共働きとなった今は状況が違います。投稿者さんに家事育児すべての負担がかかっていることから、不平等さを感じていることがうかがえますね。
削れる家事を探す、お金で解決する、子どもたちに手伝ってもらう……
『食洗機、洗濯乾燥機、ロボット掃除機を買う。お弁当は作らないなど負担軽減を考える』
『家事育児ってある程度お金で解決できるよね。お弁当を作るのに遅くまで起きていないといけないなら、お金で解決すればいい』
『うちも共働き子ども4人。仕事を始めたときは家事分担で何度も喧嘩したけど、最終的には家事は全て私で落ち着いた。任せても余計イラつくだけ。その代わり週1回、日曜おひとり様ランチ代は家計からで手を打ったよ。ひとり時間確保だね』
上のお子さんたちにお金がかかるため働き始めた経緯も綴られていましたが、投稿者さんは家事についても節約志向があるのかもしれません。しかし今は多少のお金がかかっても、便利家電や外注サービスに頼ってもいい時期ではないでしょうか。毎日のお弁当も出来合いのものを活用したり、たまには旦那さんの分は自分のお小遣いからランチを買ってもらったり。そうして少しずつ手を抜いていくことで投稿者さんのストレスも軽減するでしょう。また「家事を旦那にお願いしない代わりに、週に1回ひとり時間をもらっている」というママからの体験談もありました。これもまた上手なストレス解消法ですよね。
『4人いるなら子どもにやってもらうのも手では。お風呂掃除なんて完成度を求めなきゃ誰でもできる。できることからやらせるといいよ』
下のお子さんたちの年齢はわかりませんでしたが、少年団の送迎をしているそうなので、おそらく小学生以上でしょう。そのため「旦那がやらないなら、できることから子どもたちに手伝ってもらったら」というアドバイスも寄せられていました。投稿者さんがすべてを抱え込む必要はないですし、すべての家事に完璧を求めなくてもいいでしょう。お風呂掃除や食器洗いなど、簡単な家事から子どもたちにお願いしてみてもいいかも。お子さんたちの成長にも繋がるはずです。
旦那にハッキリと辛さを伝えよう。感謝してくれたらイライラもおさまるかも
『離婚を考える前に旦那さんに思いをぶつけるべきだと思う』
『結局旦那が「家事は妻がやるのが当たり前」と思って、感謝の気持ちがないから余計にイライラするんじゃない?会話が足りないのかなと思う』
『離婚までは今決断しなくてもよさそう。でもどうしてもストレスがかかっているなら、まずは別居でもいいんじゃない?離婚は最後の決断だからよく話し合ってみて』
『働き始めたのが最近なら、旦那さんはまだ大変さがピンときていないのかも。「わかるだろ?」と思いがちだけど、実感としてわかっていない旦那さんは多いよ。うちもそうだったよ』
今まで専業主婦で10年以上も家事育児をやってきて、昨年からフルタイムで働き始めた投稿者さん。投稿者さんにはこれまで以上の大きな負担がかかっていますが、旦那さんには投稿者さんの辛さや大変さが理解できていないのではないでしょうか。投稿者さんは旦那さんにあれこれ言うのが面倒で、結局すべて自分でやっているとのことですが、離婚を決断する前にできることはたくさんあります。まずは旦那さんに気持ちを伝え、話し合うこと。旦那さんの家事育児の協力度合いが変わらなくても、「いつも頑張ってくれてありがとう」と感謝の言葉をもらえるだけでも離婚を踏みとどまれるかもしれません。具体的にやってほしい家事を指示すること以上に、「もっと大変さに共感してくれて、労ってくれたら頑張れる」という素直な気持ちをぶつけてみるのもいいかもしれませんね。ママたちからのアドバイスを参考に、すぐに離婚と結論づけるのではなく、まずはできることを一つずつやってみることが大切ではないでしょうか。
文・AKI編集・有村実歩イラスト・Ponko
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