こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
さて、今回は大学時代から長年付き合っている彼女に浮気されてしまった
和樹さん(仮名・26歳)
のエピソード。和樹さんが彼女の裏切りを知ることになったきっかけが、なかなかのエグさだったのです……。
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
彼女から「声が聴きたくなった」と電話
和樹さんと大学のサークル仲間だった
愛奈さん(仮名・26歳)
の交際はかれこれ5年以上。付き合いは長いものの特に倦怠期もなく、和樹さんは彼女が自分を好きでいてくれていると信じて疑わなかったといいます。
「彼女とは別々の会社なんですけど、よく昼休みの時間に『声が聴きたくなった』って愛奈から電話がかかってくるぐらい、5年付き合ってても仲よかったんです。
ただ今思えば、電話の声のトーンがちょっと違っていて、普段よりも低い声色だなって思ってましたね……。あとはちょっと苦しそうに喋っているときもあったんで、体調が悪いのかなって心配することもあって……」
リズミカルなピストン運動の音が聴こえ…
そんなある日、大学時代の男友達・
中山さん(仮名・27歳)
から久しぶりに電話があったんだとか。
「中山から電話をかけて来たのに、なかなか本題を切り出して来ないで、ずっと歯切れが悪かったんですよね。だから、しびれを切らして僕が電話を切ろうとすると、中山は早口で
『愛奈ちゃん、浮気してるぞ』
と」
中山さんが愛奈さんの浮気を知った経緯とは……?
「ある晩、愛奈から中山に電話がかかってきて、最初は普通に世間話してたらしいんですけど、しばらくすると声を押し殺して唸り始めたんだそうです。明らかに様子がおかしいので、中山は愛奈がセルフプレジャーしてるのか(笑)、って思ったらしいんですけど。
そのうち小さい音ながら、リズミカルに“パン・パン・パン・パンッ”ってピストン運動の音が聴こえて来たようで(苦笑)」
男友達が彼女の浮気を確信した理由
そのときの中山さんは行為中だということは察して、ベッドをともにしているのは和樹さんだろうと思って、「ギャグだとしても笑えねぇからやめろ!」と激昂して電話を切ったとのこと。
「そのすぐ後に中山のLINEに、愛奈から『冗談がすぎたよねーごめん!さっきのは女友達と宅飲みしてたノリのギャグだから和樹には言わないで(苦笑)』って入って来て。
でも、明らかに身体と身体がぶつかり合うリズミカルな音が聴こえてたし、そのメッセージも取り繕ってる感が満々だったから、中山は愛奈の浮気を確信したらしいです」
彼女は昼休み中に会議室や非常階段で…
後日、中山さんにも付き添ってもらって愛奈さんに事情を聞くことにした和樹さん。彼女の裏切りを信じたくなかったため、ウソだと否定してくれることを期待していたそうですが……。
「中山を連れて行ったことでもう観念したのか、愛奈はこちらから追求するまでもなく、勝手に浮気の自白を始めました(苦笑)。
相手は彼女の会社の先輩社員。その男は寝取りフェチらしくて、行為中に愛奈のスマホに入ってる知り合いの男に電話かけさせるっていうのが性癖だったそうです。
薄々イヤな予感はしていたんですけど、昼休みに僕に電話してくるときは、会社の空き会議室とか非常階段でその先輩と関係を持っていた最中だったみたいで」
「地味に一番ショックだった」こととは?
浮気だけでなくそんな変態行為をさせられていたこともショックだったものの、和樹さん的に「地味に一番ショックだった」というのが、愛奈さんのスマホを取り上げてチェックした際に読んだ先輩社員とのLINEのやりとり。
「二人のやりとりを最初のほうまでさかのぼると、男から口説いていたわけじゃなくて、愛奈からそいつにアプローチしてたことがわかりました。
男のほうは愛奈とまともに付き合う気がなさそうで素っ気なくて、愛奈から『遊びでもいいんで!』ってグイグイいっててドン引きしましたよ。だから行為中に他の男に電話かけろっていう命令にも従順に従っていたんでしょうね」
「激しく動かないようにしてくれてた」
さらに、和樹さんの傷をえぐるような言葉を愛奈さんは言いのけたんだとか。
「『和樹が本命彼氏だって教えたら、先輩はバレないように気遣ってくれて、和樹と電話してるときは激しく動かないようにしてくれてた(笑)』と笑いながら言ったんですよ。だから中山との電話のときは逆にピストンの音が聴こえたのかって腑に落ちましたけど、そんな裏話、聞きたくなかった」
こうして淫らかつ壮絶な裏切りを白状した愛奈さんと、和樹さんはすっぱりと別れ……ることができず、なんといまだに交際を続けているとのこと。もちろん先輩社員との関係は切らせたそうですが、和樹さんは愛する彼女からの着信がトラウマになっているそうです。
<文/堺屋大地>
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi
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