10月24日(木) 15:33
<ZOZOチャンピオンシップ初日◇24日◇アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>
パリ五輪で銅メダルを獲得した松山英樹。凱旋出場となる「ZOZOチャンピオンシップ」の初日は、パフォーマンスを発揮しきれなかった。4バーディ・5ボギーの「73」で1オーバー。苦しい立ち上がりとなった。
バーディとボギーが交互に来る展開で、後半1番終了時点で1オーバー。3番からは2連続バーディを奪って上昇気流に乗ったかと思われたが、5番で落とすと、8番パー4ではティショットを大きく左に曲げてボギーを喫した。
多くのファンが松山の組について回った。「たくさんのギャラリーがいてプレッシャーもあった中で、自分のパフォーマンスをうまく出せなかった。残念な結果になってしまいました」と声援に応えられなかったことが何より悔しい。
「プレッシャーを力に変えないといけないと思っている。それができるほど、状態が上がってきていないのが現状。少しでもそのプレッシャーがうまく作用するように頑張りたい」。メダリストとして、2021年大会覇者として。周囲からの期待を力に変えたい。
2日目以降に向けてショット、パットともに修正が必要だと話す。フェアウェイキープ率は38.46%(5/13)。パットのスコア貢献度を表すSGパッティングは-3.807で、これは出場78人中、最下位に近い数字だ。
その中でも3番パー3は約2.5メートル、4番パー4では約1メートルのチャンスにつけて連続バーディを奪取。「いいショット、いいパットを続けられて、きっかけが出来たかなって思ったんですけど…。そのあとのパー5で(バーディを)取れなかったのは、流れに乗れない現状なのかな」とため息がもれる。
日本勢は金谷拓実、木下稜介、清水大成が4アンダーの好発進。2週前の「日本オープン」を制した今平周吾も3アンダーと上々の立ち上がりを見せた。
「3番、4番のようなプレーができれば、あした中には上位に近づくと思う。そうなるように大至急、調整したいと思います」。これ以上、日本のエースが後れを取るわけにはいかない。