私はハナネです。夫のユウキと結婚して数年が経ちました。ユウキの地元は飛行機の距離にあり、結婚してからは夫婦で年1～2回帰省しています。ユウキには独身のお姉さんが2人いて、長姉のカズミさんは義実家で義母との2人暮らし。次姉のアイさんはひとり暮らしをしています。義母やアイさんは帰省するたびとても優しく迎えてくれるのですが、なぜかカズミさんだけは私に対して明らかな敵意を向けてきて……。正直、落ち込んでしまいます。

私と会うたびに意地悪な言葉を浴びせてくるカズミさん。そのたびに義母やアイさんはカズミさんのことを注意してくれました。ユウキだって何度も抗議をしてくれました。しかし嫌がらせのような発言が止むことはなかったのです。

見かねたユウキが「帰省するときはホテルに泊まろう」と提案してくれました。義実家に泊まれば、カズミさんに嫌味を言われる機会はどうしても増えます。私たちはカズミさんと顔を合わせる時間を減らし、なるべく距離を取ろうと決めました。

その後、私は女の子を出産。遠方にいる義母やアイさんからはとても優しいメッセージが届きました。その気遣いに感謝の気持ちがあふれ、心が温かくなります。会社の先輩だったユウキと結婚して数年、子どもも授かることができて本当に私は幸せ者だと思います。
カズミさんが私のことを敵視する理由は分かりません。けれどあまり顔を合わせずに済むよう、ユウキができる限りの対処をしてくれました。義母やアイさんはとても優しい人たちなので、これ以上カズミさんのことは考えないようにしようと思っています。

【第2話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・猫田カヨ編集・井伊テレ子

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